姫野惠悟のホームページ
  • 姫野惠悟ホームページ
  • トピック海外
  • トピック国内
  • プロフィール

2014|2013|2012|2011|2010|2009|2008|2007|2006|2005|2004|2003

Topics国内 2006年
2006年11月14日
カトレアと乗馬
2006年10月16日
日本オープンに行って来ました
2006年09月05日
完全にまいったです
2006年08月19日
2006年夏の終わり
2006年06月27日
最近のお勧めの本
2006年06月06日
男厨房に入るべし
2006年05月12日
侍
2006年03月08日
魔女の一撃
2006年02月18日
近頃ちょっと嬉しい話
2006年01月22日
老婆心-必要以上の親切心
2006年01月10日
数字

 
国内情報(2006年)
カトレアと乗馬
2006年11月14日 

毎年楽しみにしていることの一つに、大輪のカトレアを咲かせることが有ります。
このカトレアは10年程前に社員からもらったもので、貧乏性のせいか頂いた鉢に入っている植物はなるべく生かして(当然一年草を除いて)育てるのが趣味となっています。
でも、ちょっと目を離すとすぐに枯れてしまう物が多く、特に温室育ちのものは難しいのです。
その中で10年前に頂いた「桃の小木」と「カトレア」は未だに生き延びています。「桃の小木」は毎年2月頃花とたくさんの実をつけます。所が、カトレアは水遣りと太陽の管理が難しく姫野が油断して家内に水遣りを任せたりすると花をつけない。今ではカトレアは姫野が専任で管理しています。
すでに御存知の方も多いと思いますが、カトレアは新しい葉が出てその年にその葉だけに花芽がついて大輪(20cm以上)の花をつけます。昨年は1つの葉で5本の花がつきました。
従って下手すると(普通だと?)その葉は一生花を付けないで終ってしまう訳です。 今年は2つの葉に2本ずつ計4本の花が咲きました。1ヶ月以上も素晴しい香りが立ちこめ「花の女王」と言えるのではと思っています。
先頃その花を見つめながらふっと思ったのは、人もカトレアと同じだなあとつくづく考えさせられたのです。「人は資本」とよく言うけれど、いつ「負債」になるかもしれない。そういう意味ではたゆまぬ教育と自問自答の場を作ってやらなければいけないと思うのです。
普通会社の中で、本当に自己管理できる人はなかなかいるものでは有りません。 私もいつも自分のために様々な人々にお会いする努力を惜しまないようにして、その方々からのエネルギーや考え方をいつも頂いている訳ですが、いつも多くの人に会う努力が足りないと反省しきりです。
少し話しは飛びますが、最近始めた乗馬もようやく30時間を越えてきて少し馬という生き物が理解できるようになって来ました。
第1に 物凄く「食いしん坊」が多いこと。
第2に とてもデリケートで個性豊かで有ること。
第3に 馬同士結構好き嫌いが有ること。
第4に 自分を馬と思って無くて人間だと思っている馬がいること。
第5に 調教によって個性を生かしながら人と一体になること。
などがわかってきた。
まだまだ奥が深く、「馬の世界」の玄関を開けて少し覗いたに過ぎないのだろうけど、なんとその奥深いこと!
その中で、とても印象深いのは初心者が乗った馬やその日によって馬が今までの調教から考えられない動きをすることが有る。
そんな時は指導員の先生が15分ほど乗ってくると元へ戻ってる。
又、先生の声だけに反応している馬も多く、なかなか乗り手の気持ちが伝わらないことも多い。
「人馬一体」と昔から良く言うけれどなんとなく馬は会社の社員だと思うことが多くなってきた。そんな意味でも当分「馬」の世界に浸ろうと思う。 ブロードは20年経った零細企業では有るけれど、いつも自分が社員に言っている「家族」とは何か?
「家族」を維持する為に皆でどんな努力が必要なのか? 改めて真紅の「カトレアの花」を見ながら考え直させられてしまいました。
毎年毎年同じようなのだけれどいつもと違う大輪を咲かせることの大切さを教えてくれたカトレアと社員に感謝感謝!

おわり


日本オープンに行って来ました
2006年10月16日 

12日(木)から始まった日本オープンゴルフに行って来ました。
霞の会員の友人と飲んでいたら、「姫野さん多分今年で最後だから」と言われて招待券をもらった。ゴルフをご存知の方はすぐおわかりだと思うのだけれどA・O・N(青木・尾崎・中嶋)の三人揃い踏みは最後となるのではと言うことです。
しかも予選通過はかなり難しいと思われる為、予選会の平日に行かないと見られない!のです。
特に尾崎がデビューした第1戦、第2戦を見に行った事が有るせいかその時代(今から35年程前)がとても懐かしく感じられます。
3人の共通点と言えば3人とも身長180センチを超えており、今回もこの3人が歩いているとすぐに見分けがつく程でした。又、3人の性格がそのままプレイに出ておりました。
朝8時頃から夕方の4時半頃まで-くたくたになるまで-観ておりました。
予選会は初めての経験でしたが、120名もいて懐かしい名前も多く観るのが大変でした。
当たり前ですが勝負の世界は厳しく青木は朝7時台のスタートで(IN10番から回り)、ランキング上位のメンバーがOUT1番11時スタートでした。(尾崎・中嶋)
平日にもかかわらずたくさんのギャラリーで、相撲の「栃東」も見に来ておりました。
「霞ヶ関カントリー」をご存知の方も多いかと思いますが、西コースを競技用として使い、東コースに練習場やレストラン、物品販売などが有ります。通常の練習場は駐車場として使っておりました。
残念だったのは、ゴルフ場内を全面禁煙にしてほしかったですね。或いは喫煙ルームを作るとかすべきと思います。
煙草と言えば尾崎がマスターズで大ひんしゅくを買ったのを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、これだけ医学的に煙草の害が証明され、しかも他人の煙草の煙りでも大きな被害が有るとされているのに9番や18番で煙草を喫う人が多いのにはまいってしまう。
ゴルフと煙草の縁を切ることは出来ないものでしょうか?
でも、久しぶりの快晴とアメリカで見て以来の公式試合に心地好く酔った一日でした。

話は変わりますが、今年の6月から「乗馬」にのめり込んで9月に「東京クレイン」の正式な会員になりました。現在4級の合格に向けて全力疾走しているのですが、専用馬にしているライアンスズカ(メジロライアンの子)に昨日3回も噛まれてしまった。すでに10回以上も乗っているのでかなり親しみを自分なりに持っていたのにこれにはまいってしまう。下馬してすぐにお尻を2回(これはいたずら?)、厩舎から出そうとして右の上腕を思いっきりで、これは痛みも凄かったが凄い歯形がついてしまった。
前にも馬好きの人のほとんどが犬好きと書きましたが、自分なりに馬と犬との性格の違いや距離の違いはわかっているはずなのにどうも馬との間が良くないようで有る。
乗馬については、かなり慣れて「踵のこすり」で馬を走らせることも最近できるようになって来た。
これから「外乗」(馬に乗ってのトレッキング)に参加してもう少し腕(足?)を上げようと思っている。少々噛まれたぐらいでは熱は冷めることはないのだけれど、馬との距離を縮める方法をご存知の方は是非指南願いたいものである。

以 上


完全にまいったです
2006年09月05日 

今年はなんか特別な厄年のような気がしてしかたがない。それもとても悪いようである!8月25日(金)に「運用会のゴルフ」に出てなんとか回って次の日整形へ行ったら、レントゲンを見ながら医者が「治っているね。一応湿布薬だけ出すから痛くなったら診せに来なさい。」と言うので、これでやっと普通になったと思っていた矢先。なんとなんと携帯が壊れてしまい、400件近いデータが一瞬にしてパーとなってしまった。

社員が胃がんの手術をするというので元気な内に一度顔を見せようと思って9月1日(金)に埼玉ガンセンターに行った。病院なので携帯の電源を消し、いざ病院を出てから入れると立ち上がらなく画面が白く点滅してしまう。
この日は夕方横浜駅前近くの日本料理屋へ行く事になっており、横浜駅前のモアーズのドコモショップを調べてもらっておいて携帯をチェックしてもらった。担当してくれた男の子は「私は3年間技術サポートしていますが、まず起こらないトラブルです。データはすべてダメです。」と冷たい返事。
近くの公衆電話を独占してあちこちかけるがだんだん時間が無くなりあせって困ってしまった。

携帯、特にメールの有難さがこれほど身にしみた事はなかった。 でも、そう言えば「飲み屋を」電話機にすればいいんだと思い直し、30分程前に着いて事情を話して電話をかり、又、外からの電話を継いでもらう。 いや助かりました。高い電話代についたような気がするがその日の仕事は無事終えることが出来ました。

月曜日に新しい電話機にし、ほっとしています。 色んなことを経験したが、しなくても良いことも多かった。でも、今年はまだ4ヶ月もある。

来週の9月11日(9.11)にNYへ行く事も今頃「えっ!」である。
本当に人間は忘れ易い動物である。何もなく平々凡々と過ぎるのも大切なようであるが、でも、どなたか悪霊を追い払うオマジナイをご存知ないものだろうか。 ほんとにこのままだと「やってられない」です!

終わり

 

2006年夏の終わり
2006年08月19日 

2006年の夏は梅雨明けが遅く、又、からっとした夏の空を見ることも無く終ってしまったようです。
特に本人は8月2日に牧場のウッドデッキで思ってもみなかった段差(15cm程)で思いきり転んで右足首を捻挫してしまった。ボキッという音と共にしばらく立ち上がれなかった。「老いると転ぶので注意」ということは耳にタコができているくらい知っているのに自分の身に起こるとはとても考えられなかった。痛さよりその腹立たしさに頭に来たが、直ぐに立ち上がれないのにもますます老いを考えさせられた。又、これで今年の夏休みも終ったなとも思った。
2日後に楽しみにしていたゴルフがあるのでとにかく車を運転してホテルへ戻り足を徹底的に冷やすことにした。どちらにしても今医者に行けばゴルフに行けない事は間違いないと思い、ゴルフに行きたい一心で冷水の腰湯にも入ったりしてとにかく冷やした。

当日の朝、かなり内出血と腫れがあったが、ゴルフ靴を履いたらなんとか収まったので、何かあったらボールをピックアップしてほしい旨キャディに頼んで、なるべくカートの方へ打つことにした。
ウッドは足の影響があまりなかったけど、アイアンはかなり方向性に難があった。 お昼もいつも通り「水割りダブル」を2杯飲んで午後も快調に回ることが出来た。(前週回った時よりも7つほどスコアが悪かったが猛暑の中では普通かも)

通常の感覚と違うので翌朝「整形外科」へ行ったら「ああ折れています。」とあっさり骨折と言われた。
捻挫してから昨日のゴルフまでの話しをしたら大笑いされたが、「まあゴルフに行ったのだったらギブスは止めましょう」と言われ、「普通は接がるのに2ヶ月程かかるのだけれどあなたは2週間ぐらいで大丈夫かも」とぶつぶつ言われ、飲み薬と湿布薬をもらってきた。
近頃、身体が少し疲れ気味だったと思い、少しおとなしくしていることにした。
でも、人に言わない限り骨折しているとは思えないので仕事や飲み会には影響はしなかった。
ある飲み屋のママさんから「姫野さんて良くやるわ!」とお誉めの言葉?を頂いた。
9月の初めにはNYへ出張することが決まっているので、それまでになんとか走れるようになりたいと願っています。

話は突然変わりますが、今週の16日に飲み会があり、少し時間があったので渋谷の文教堂(2Fにスタバがあっていつも座れて、デートなどにとても良いと思いますが)でとても面白い本を見つけたので紹介しておきます。
「バカはなおせる 脳を鍛える習慣 悪くする習慣」久保田競著、アスキー出版1,260円
昔から「バカにつける薬は無い」とよく言われていますが、そんな話ではなく、「人間の長寿による脳の予防医学」と言ったほうが良い本です。若い人、熟年問わずとても読者の為になる本だと思います。(いつもあまり本の内容は説明しませんが)
是非御一読なさって長い人生を楽しみながら生きてもらえる人がたくさん出て来ると良いと思います。それがせめてもの今年の夏の罪滅ぼし?です。

終わり

 

最近のお勧めの本
2006年06月27日 

① 顧客ロイヤルティのマネジメント
     (The Loyalty effect)
   -価値創造の成長サイクルを実現する-    
   著 者/フレデリック・F・ライクヘルド
   監訳者/伊藤 良二(ペイン&カンパニー代表)
   発行所 ダイヤモンド社 定価@¥3200(430頁)

ロイヤリティの高い顧客を沢山持ってる企業が生き残る。 新規も大切だが、ロイヤリティの高い顧客をいかに大切にするか。
1980年代のなかばからアメリカでロイヤリティマネジメントが話題になってたことに大きな驚きを覚えました。

② なぜ、それを考えつかなかったのか?
   -成功の結果を生む聡明な思考法-
    チャールズ・W・マッコイ.Jr
    ルディー和子 翻訳
    発行所 ダイヤモンド社 定価@¥1890

この本は私が社員教育に使っている本です。 「よく考える」とはどういうことなのか? 設問もあり楽しく読めます。

③アメリカの心     ユナイテッド・テクノロジー著
    出版社 学生社    定価@¥1600

この本は1987年の秋に発売されたのもで、企業広告を集めたものです。 「ウォールストリート・ジャーナル」に8年間企業広告をしたハイテク企業「ユナイテッド・テクノロジー社」の企業文化集です。
今この本は絶版で「続アメリカの心」が同じ学生社から出ていますが、2冊とも2頁に日本語と英語が載っております。 天才コピーライター、リチャード・カーの本でもありますが、一企業の企業文化の域を超えて万人の心を打つものです。

私の好きな1つ 「忘れないで欲しい」

忘れないで欲しい
君に最初のチャンスを
与えてくれた人を

誰かがある日
君の中に何かを見つけた。
今日の君の何分の一かは
そのおかげだ。
思慮深い両親、
洞察力のある教師、
厳しい軍隊の教練隊長、
思いやりのある雇い主、
それともきっと
ポケットの中をまさぐって
何ドルかを探し出してくれた
君の友達。
それが誰であろうと、
君の将来に賭ける
親切さと
先見を持った人だった。
人間と
オランウータンとを
区別するのは、
この二つの美徳なのだ。
これからの24時間の中から
10分間だけとって、
君を助けてくれた人に
感謝の言葉を書こう。
それで一つの素晴らしい友情が
これからも生き永らえるだろう。
そうだ、それからも10分間だけとって
今度は他の誰かに
チャンスを与えてあげなさい。
いつの日か
君にも
素敵な手紙が届くかもしれない。
それは君が今までに読んだ
もっとも心あたたまるメッセージの一つに
なるかもしれないのだ。

《アメリカの心》より

是非社員や若い人に買って差し上げてください。

④Harvard Business Review 月刊
  発行所 ダイヤモンド社  定価@¥2000

これは、学生時代英語の原本をゼミでさんざん読まされたものです。 現在ダイヤモンド社が手を入れて、とても面白く仕上げております。

⑤NHK 知るを楽しむ 2005年4/5月
   私のこだわり人物伝
      池波 正太郎 → 山本 一力  作家
      藤沢 周 平  → 黒土 三男  映画監督
                 (こくど みつお)
       定価@¥683(最近再販)

お正月の最中に再放映を見て、たまらなく読みたかった本です。 つい最近増刷されました「日本人の心」を見事に表現していると思います。

⑥アメリカ素描    司馬 遼太郎著
  新潮社版 平成元年4月25日発行   定価@¥629(税別)

大阪の難波の古本屋で100円で買いました。

私の好きな作家の一人である司馬遼太郎です。
「アメリカ素描」を手にしめずらしくカラー写真の入った本ですぐ買い求めて電車の中で読んでいたのですが、その中に私が中学生時代に読んだスタインベックの「怒りの葡萄」・・・ご存知の方…についてコメントが有り、驚きました。私も、この原作の舞台になった所があり、是非行って見たいと思っていたのですが、しっかり司馬先生は行ってた訳です。この本について先生は「現実という牛肉の大塊にいきなり5本指を突き指し、肉塊をむしりとってずしりと台にのせる」と評しています。 又、アメリカのことをアメリカの学者達は人種の「サラダボール」と言う。 これに対して先生は「オデンのように、それぞれ固有の形と味を残したまま1つ鍋の中に入っている」との評に「言い得て妙」だと思うのです。アメリカに何度も行っている訳で無いのに本当に嗅覚というか作家の本能というかすごい作家だと思い一人読みながらにたにたしておりました。

終わり

 

男厨房に入るべし
2006年06月06日 

先日、ここ数年続いているある会で「姫野が作った親切レシピ」というものをお配りした。
CIOクラスに集まっていただいて、勉強会を午前中に行い、午後はゴルフを行うものである。この会のお土産に協賛会社としてブロードから富山の「大門素麺」をお出ししている。少し高いのだけれどこの味はなかなかのもので、姫野家では年間通し「氷見うどん」とともに食しております。
この会でも、このお土産を期待している方々がいらっしゃっていつも最後に「食べ方」についてコメントさせていただくのだけれど、今回は「レシピ」としてお渡しした。最後にこれを「奥様に渡して作れ」と言ってはダメですよ!是非明日自分で作って「家族に食べさせてあげて下さい。」と言ったら大変受けた。
姫野のホームページを見ていただいた方々にも是非お試しいただければと思いそのレシピをアップすることにしました。
(今はわかりませんが、15年程前のまだ有名で無い「ろくさん亭」ではコースの最後にチョイスとしてホットソーメンが出ました。)

姫野の小さな親切レシピ その1

終わり 

 

侍
2006年05月12日 

つい最近久しぶりに「日本の侍」に会った気がしてUPすることにしました。(と言っても実際には会ったことは一度もありませんが)1人は北九州のある地銀のNo2の人。もう1人は私の大学の恩師です。

 最近―ここ2年程、直接自分で営業をやることが無くなった為、結構自分の時間が出来、自分でコントロール出来るようになった(無理してやってる?)ようで、以前よりはかなり時間をうまく使えるようになって来た。もう1つは、ケイタイメールが会社を変えて来ていると思ってます。能力がある人程、新しい武器使いこなせるのではと思ってます。会社でPCを弄っているようでは、時代遅れと言わざるをおえません。(あなたは大丈夫ですか?)

 残念ながらブロードでは九州に営業所がありません。5年程前には20社程のユーザがあり、何とかと思って頑張ったのですが、うまく行かなかったのです。それでも冬の「ふく」の季節には何とか理由をつけて仕事にして金、土と泊って食べにいくようにしていましたが、だんだん親しい人も減って縁遠くなった気がしてました。そんな中、私の先輩から、人を紹介するとの話しが舞い込んで(本人は別の目的があったようですが???)人を知る良いチャンスだと思い商売抜きでノコノコ出かけて行きました。
 日中、30分程の顔合わせをして6時からホテルの日本食レストランの一室を予約して3時間以上会食して盛り上がりました。もうすぐ還暦とのことでしたが、実に若く、実に良く話され、良く食べられ、良く飲まれるようでした。姫野姓が大分(本人も大分)に多いこともあり、最後には、同郷人として認めて頂いた。ほんとに「ヨカ、ヨカ」の連発でした。

 話しをお聞きするにつれ、私の祖父(母方の父)で新潟の第四銀行に勤めていた人間と重なり会って見えた。地元の産業の為、地元の会社の為、地元の人の為どのように考え、どのように行動して来たかー実名出しながらの話しは、とても心に響きわたった。最後におっしゃった良い銀行(不良債権の少ない)の有る地方はぜんぜん地元が活性化されず元気が無いと具体的な地域名もおっしゃっていた。それが現実としてとても重く感じられました。
 私くしの祖父もいつもそんな話しをしていた。(労金の日本統一(合同合併)の影の立役者として、本人は自負していた)そんな気概を彷彿させる出会いで有った。ここまで会いにきて何か忘れつつ有るものを思い出させてくれた一時でした。
 やはりどこにでも、「侍」はいるものだなーあと思うと同時にこの日本も捨てたものでは無いなと改めて思うのでした。自分が仕事では無く「人」を中心に生きてきたことを改めて思い直す、時間を頂いたことがとても嬉しかった。

 「2人目の侍」は手前みそなのですが、大学の恩師で、現在、慶応幼稚舎の舎長も勤めていらっしゃる先生です。今から33年前の大学3年生の終りに卒業の為、研究室で一番若い先生に付いて卒論を書くことになった。その時思ったのは、自分が年取るとともに先生とも同じようにお付き合いができると良いと思ったのでした。真に、そういう関係となり、年に1回か2回、飲み会やゴルフをやりながら、先生の薫陶を受けるのを楽しみにしていたのです。所が数年前突然大学の教授をやりながら幼稚舎の舎長になられ、時間的余裕が無くなられ、ゴルフに行くのも半年前から何とか日程調整をお願いしながらそれでも同行していていただけるのでした。私が先生の研究室の1期生だということも有り、兄弟と同様の関係(8才違い)になり、(先生と言うよりも)お互い(?)言いたい放題になるのです。近頃、先生を車で送り迎えすることが多く、その意味ではゆっくりお話しすることが多く、ゴルフの帰りでも少しも眠たくならないので助かります!
 最近もゴルフの帰りに「先生次はどうするんですか?」と聞くと(65才で定年)「うん、次は木こりをやるよ」と言われ驚いてしまった。

 先生は小さい時から優秀でいつもクラスのTOPと思っていたら中学生までは全校で下から数えて何番目だったと言われ、そんな話し初めて聞いて「もっと早く教えてもらってれば、僕ももう少し変わっていたかもしれない」なんて言ってしまった。人は変えるものだ!もっと言うと変われる者なのだ!である。
 そんな先生が「経営理論」等、理論をずっとやって来られ、先生言わく、幼稚舎で初めて「実践」を体験させられていると思うと言われ、「小さな子供にNo(ネガティブ)と言うことは簡単だけれど、それでその子の将来にどれだけ悪い影響を与えるかを考えると責任の大きさを考えさせられる」と言われた。人を育てることの難しさと待ち時間の大きさを感じさせられた。
 又、先生の実家は3県に跨る山林を所有し、現在次男である先生が後を継がれているのだが、この山林に対し自分が育ててもらった恩返しをしたいと言われるのである。
 さらに先生は、山林は70年ごとに切っては植林を繰り返し同じ所からは70年に1回しか切り出せないとおっしゃる。誠に人を考え、人を育てるのと木を守り育てるのは同じだと思うと、不思議に先生が刻み続けて来た年輪の深さと切り株の美しい年輪が妙に重なって見えるのでした。昔から先生は「人に対する木こり」の目線で人を育てることを実践なさっているんだと思った。

 こういう「二人の侍」に会えて本当に幸せだったと思う今日この頃です。 これから残り少ない時間ですが、一人でも多くの侍にあって自分の心を熱く豊にする努力をおしまないようにしたいと考えています。

終わり 

 

魔女の一撃

2006年03月08日  

なんと先週月曜日朝6時半に家を出て、いつものように7時半過ぎには会社に着く予定でいたのに、家の階段を降りている途中から急に歩幅が短くなり、タマプラに着いてから、タマプラの改札を通るか、家に帰るか迷うところでしたが、会社に行く事にする。結局8時半からのミーティングも椅子に座ってられなくて途中でキャンセル、9時15分からの会議は顔を出してすみませんをして戻って来て、後はいつものカイロに行って家で寝てました。でもずっと休む事はできず、とても歩いては行けないので車でお客様に行ったり、飲み屋に行ったりでした。
医者からは予定より随分遅い直りだと言われたりしましたが、本人から言うと、変な?仕事はお断りして、キーポイントだけの仕事ができ、それなりに自分では満足しておりましたが、社員はどう思っているか?推して知るべきですがそんな事を気にしていては社長は務まりません。結果が全てなのですから結果を求めて驀進するのみです。

いつも身体が本当に疲れてくると必ず腰に来ます。今回もアメリカに行く予定が中止になって前の週に目一杯頑張ったのが、腰に来てしまい駄目だったみたいです。それでもぎっくり腰になる前の土曜日には、プールやカイロに行ってなんとか疲れを取ろうとしたのです。しかも次ぎの日曜日のゴルフのレッスンもキャンセルしたのですが、身体は行き着くところまで行かないと回復しないようでした。

5年ぶり程のひどい腰痛に悩まされながら10日程経ちましたが、3月3日(会社の創立記念日)と4日はゴルフが連チャンで有ります。いずれも自分が主催なので、最悪パターだけでもやって回ってこようと思ってます。本当に自分の腰はガラスの腰だと思って頭にくることも有りますが、健康のバロメーターで人畜無害?で警告を発して身体を守ってると思うと案外嬉しいものです。なんといってもこのかわいい?腰を別物と取り替える事はできないのですから、そんなことを思いながらいよいよ頌春の3月を迎えることになり、ますます?やる気になってきてます。今が最悪の体調なのですから、これ以上悪くなる事は無いのですから!(何か会社の状況といつも似ているような気もしますが) 今日も、明日も楽しみ、楽しみ、楽しみの連続です。

おわり  

 

近頃ちょっと嬉しい話

2006年02月18日  

1月に入ってちょっと嬉しい話をいくつかご紹介させていただきます。
まず最初ですが、昨年の1月からHPのソフトウェア事業部の研修会と翌日のコンペに参加しております。昨年は宮崎の「フェニックス」で今年はミシェルウィーで有名になった高知の「くろしお」で開催され、昨年に続き2年連続2位になって現金3万円ずつゲットした事です。両コースとも難コースで有名で、ご存知の方も多いと思うのですが、私の実力では90台がやっとでした。2回とも全然予想していなくてビックリでした。だれも聞いてくれませんが勝因は2回とも前日の2次会に参加してない事です。来年も2位だったらHPから記念品でも欲しいなんて勝手に思ってます。(これで来年は2次会参加かな?)

2番目もゴルフの話ですが、もうすぐゴルフのレッスンを受けて丸6年になります。なんと途中「中抜け」がありますが、ゴルフを始めてもうすぐ40年になります。レッスンを受けているのは、腰を壊して手打ちのスイングをしているのを何とか直そうと思っての事でした。近頃コーチと20~30分もビデオを繰り返し見て、やっと10球に1球ぐらいイメージ通りのスイングができてきたような差を感じるようになって来ました。「ドライバーをウェッジのように打つ」と言うコーチの言葉に励まされて遠回りを何度も繰り返しながらやっとラセン階段を上に登れたような気がしてます。
スコアは相変わらず悪いのですが、楽しみ方が変って来たような気がしてます。とは言っても「ガラスの腰」だけに調子に乗るとすぐしっぺ返しが来ます。
年間30回行けば良い方なのですが、アベレージゴルファーから脱却する事は無いと思うのですが、それでも何か春を感じるのです。(もっとも今は皆さん春を感じている季節ですが…。)

3番目にたまたま入った古本屋で平成元年に司馬遼太郎が書いた「アメリカ素描」を手にしめずらしくカラー写真の入った本ですぐ買い求めて電車の中で読んでいたのですが、その中に私が中学生時代に読んだスタインベックの「怒りの葡萄」についてコメントが有り、驚きました。私も、この原作の舞台になった所があり、是非行って見たいと思っていたのですが、しっかり司馬先生は行ってた訳です。この本について先生は「現実という牛肉の大塊にいきなり5本指を突き指し、肉塊をむしりとってずしりと台にのせる」と評していて、米国以外では品良くリンゴを見て皮をむいてハイリンゴとなるとも書いていました。又、アメリカのことをアメリカの学者達は人種の「サラダボール」と言う。これに対して先生は「オデンのように、それぞれ固有の形と味を残したまま1つ鍋の中に入っている」との評に「言い得て妙」だと思うのです。アメリカに何度言っている訳で無いのに本当に嗅覚というか作家の本能というかすごい作家だと思い一人読みながらにたにたしておりました。(これでその場所に行きたいとは思わなくなりました)
現在の23アメリカを見るにつれ、「アメリカは文明、日本(アジア)は文化」という言葉の重みを良く考えたいと思うのでした。 話は前に戻りますが、何かゴルフは会社の経営の基本のような気がして来てます。他人のスイングの欠点はすぐ分かるのですが、こと自分のスイングとなるとなんとも難しくなって来てしまいます。結果もいいショットがいい結果に繋がらないのも面白いものです。こんな事をぶつぶついい続けながら「棺おけ」に入れたら幸せだと思うのですが。

おわり  

 

老婆心-必要以上の親切心

2006年01月22日   

 最近考えさせられることが多く老婆心として書こうと思っていて辞書を引いたら「必要以上の親切心」と書いてあったので、思わず苦笑してしまった。人生「小さな親切・大きなお世話」をはからずも思い出してしまったのです。
自分が年を取ったからと思えるのかもしれませんが、人の流動性というか転職をする人々に対して老婆心ながらいくつか申し上げたいと思う。
私も19年程度前に新卒で入った会社を辞めた経験から言わせてもらいたいのです。 「なぜそんなに簡単に辞めて」「なぜそんなに簡単に就職するのか」この繰り返しの人が何と多いことか? 一生に三度が転職の限界と思うのですが、…?
私くしから見ると「不完全燃焼の魂」のようにしか見えない。

昔から「R社症候群」と言われている程R社の仕事はひどいものであった。中にはしっかりした考え方でやっている会社もあるとは思うのだけれど、紹介する側も紹介される側も「同じ穴の狢(むじな)」なので、それを目くじら立てることも無いのかもしれませんが、あまりに刹那的で残念でしかたが無い。紹介会社は紹介した会社から2~3割の紹介手数料をもらう目的だけで紹介する相手(物扱い)はどうでも良いのです。こんな古いビジネスモデルは早く変えなくてはならないとも思うのです。
そんなにまで自分を安売りして恥ずかしくないのだろうか?原石で終わって行く人がいかに多い事か、又、人生を勘違いしている人がいかに多い事か。
「一生青い鳥を探してほっつき歩くがいい」と思ってしまうほどである。
又、仕事ができるのだけれど、少しでも楽で少しでも収入の多い仕事に執着する人も多い。
他人が作った環境に乗せられて、仕事をさせられているだけなのに、自己過信になって行くタイプも多い。この年になると自分の得意分野をいかに生かすかを考えて毎日を生きて行くべきなのに反対の人がいかに多いのにも驚かされる。

ブロードで2000年4月にUKE:ユーケーイ(仕事を受けるのシャレ)という50才以上の人のIT部門の再就職斡旋会社を作ったのも、その為でした。特にIT部門などの専門職の人々は、自分の事をアピールしたり得意なことを話する事が、自分を含めて下手だと思ってます。そんな人々の実績や得意技を引き出して、本人はもちろん、相手企業にも喜んでもらえる、そんなことができないかと思ってのもでしたが、現実はかなり厳しく、成功とは言いがたかったのですが、今年は改めて同士を得て、新しいプログラムで再スタートを切るつもりです。4月までにはホームページも一新されるはずです。是非楽しみにして下さい!

人が人である限り、人と人の問題は際限なく続く事になりますが、その中に少しでも楽しく暖かい思いが残ればそれでよいと思うのです。
これも年を取った証拠なのでしょうが、自分が育って来た、育てられて来た業界や人々に少しでも恩返しと言うか、何かできたらこれ程嬉しい事は無いと思う事も多くなって来ました。ホリエモンのような拝金主義にはなりたくありません。
そんなスローな人生を楽しみながら終着点を見出せれば本当に幸せだと思うのですが?

おわり  


数字

2006年01月10日  

 ブロードも長い休みが明け今日(110番の日)から業務開始です。
新年に際し、以外と知られていない面白い数字を書き出してみたいと思います。
まず昨年末に財務省が出した、平成16年度「法人企業統計年報要覧」から

平成16年度の法人数は270万社

その内 資本金1億円以上の大企業は 1.3%(3万5千社)
 
その大企業の従業員は全体の     30.7%
   
売上高は全体の     54.4%

経常利益は全体の    72.7%
   
設備投資は全体の    69.4%

いかに大企業層のウェイトが大きいかがわかります。

又、よく新聞に出ている1000億円クラブ(経営利益)は74社です。ブロードのお客層はTOP500社ぐらいだけしかないことになります。大企業層が3万5千社社有ると言う事は、残り3万4500社に販売可能なこととなりますが、その為の努力は大変なものとなりそうです。

次にもうひとつ面白いデータがハーバード・ビジネスレビューの2006年1月号にありました。アメリカのフォーチュン100社の1980年と2001年のリスト比較です。なんと2001年にはわずか26社しか生き残っていないのです。すでに世の中に無い会社でした。
又、その当時のTOP100社に勤めている経営幹部で1回も転職していない人の比率が1980年が53%、2001年が45%でした。以外とTOP企業に勤めている人々は転職しないで「生涯一企業」なのにびっくりです。
すみませんがもうひとつびっくりです。たまたま年末に偶然教育テレビを見ていて日本は1000年以上の歴史を持つ企業が300社以上有るそうで、ヨーロッパでは300年以上続いている企業が100社しか無いそうです。アメリカは当然皆無(米国がまずできてないので)なのですが、中国もないと言っておりました。結論は、日本は「物作りの国」でした。

数字の世界だけの話ですが、ブロードも爆発的に大きくなる可能性はある訳ですが、私の考えは「ロイヤリティマネジメント」が基本です。特に運用のパッケージでは、一緒に頑張っていただくお客様以外長続きはしないと思っています。お互い1年や2年の付き合いではなく、10年、20年の付き合いを考える会社で無いといけません。

話は変わりますが、昨年350年程昔から続いている所へ行ってきました
1つは伊丹にある「柿衛文庫」もうひとつは箱根にある「松坂屋本店」です。
「柿衛文庫」は大阪でお世話になっている方の実家を保存し、その資料を公表している日本3大文庫の1つだそうです。JR伊丹駅から歩いて5分位ですので近くへ行かれた方は是非お寄りになったらよいと思うのですが、常時展示しているのかわかりませんが、私がとても興奮した物が有りました。西山宗因などの自筆の手紙などが日本初公開されておりましたが、その中になんと芭蕉の「ふる池や蛙飛込水のおと」の実物の短冊がありました、まさかここで本物を見るとは思っても見なかったのですが、この句が関西の伊丹で作られたとはもっと驚きでした。

「松坂屋本店」は350年程前から続いている温泉旅館です。明治の初めに桂小五郎(木戸孝允)と西郷隆盛がここで語り合ったことでも有名です。
私は、この松坂屋本店の敷地に旧鎌倉街道があり、それを残す為にトンネルを掘って有り、そこを通って客室に入ることで知っておりました。又、世界で唯一というエメラルドグリーンの温泉としても有名でした。初めてわかったのは大浴場には高温と低温の浴槽が有り、高温はエメラルドグリーンで低温は乳白色となることでした。とても古い旅館でとてもきれいとは言えませんが、一切水を入れず100%源泉なのが嬉しいのでした。
特に部屋に小さな浴槽が有り、源泉を一晩中少しずつ流しっぱなしにして、しかも窓の開け閉めで温度を調整するのですが、それがなんとも言われない程楽しいのでした。平日は日帰り温泉も楽しめますので是非近くに行かれたら寄って下さい。源泉は60℃以上なので寒い季節だけの楽しみですよ!

らん

話が数字から大分それましたが、各々姫野家の昨年の面白い数字をご紹介します。
昨年みょうが-50個、ここからは1本の木で山桃―100個
みかん-70個、甘柿―400個、 渋柿―200個、
花ゆず―25個、アケビ―200個、金柑―100個取れました。
自然の恵みに感謝感謝!

甘柿    あけび

  最後ですが、姫野家の大切な娘ももが12月31日で10歳になりました。

姫野もも10歳です


いつもまとまりがありませんが、今年も良い年でありますよう皆さんとともに祈って終わりとします。

おわり 




copyright © BROAD Corp. All Rights Reserved.