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2014年12月10日
永田町から
2014年12月09日
クルクルサギ
2014年12月08日
ブロードの食堂
2014年11月10日
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秋の恵み
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北海道は「でっけえぞ」-その3
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定例の海外出張に行ってきました-その2
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2014年06月18日
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2014年06月04日
ゴルフを5日間やってきました。その余話-2
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ゴルフを5日間やってきました。その余話-1
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ゴルフを5日間やってきました
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東京のへそ
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午年にちなんで
2014年01月08日
何もしなかった正月休み

  
国内最新情報
永田町から

2014年12月10日

永田町に会社が移転してもうすぐ10ヶ月になります。
本当に良い場所に移ったとつくづく自己満足の毎日ですが、唯一残念だと思うことがあります。
それは3番出口の階段が少し多くて(53段)上って上に出ると息が切れるのです。
最初、姫野の心臓が弱っているせいかと思って黙っていたら老若男女とも「息が切れます」と言うのがわかって少し安心しました。
オリンピックの為に永田町に新線ができる(できてる?)ことを期待してエレベータかエスカレータが自民党方面にできるのを楽しみに待ってます。

永田町に来てこの町が各業界・団体の利益代表の活動と政治家達の活動拠点である事は確かなようです。
私は昔からITはまだ産業化されてないとよく言っていて、何とか業界として早く世界に通用するようになってほしいとずっと思い続けているのですが、残念ながらIT業界は本業のサポート役としか見られておらず、独立した業界とは程遠い存在となってしまってます。
個人的にはまず最初に何とかパッケージソフトの輸出をしたいと何度かチャレンジしたのですが、この世界は残念ながら完全な白人社会となってしまってます。

欧米ではIT業界によって新しい町の発展や雇用の創設などが現実的に起きてきており、グローバルな大企業もどんどん生まれてきています。
40~50年前から始まったITは古くはIBMやDECと言ったハード&OSの発展の時期からOSやDB、ネットワークを中心とした企業が世界を席巻しているのを世界が認めるところです。

日本は「物づくりの国」とずっと言われており、それを自負してきているのですが、ソフトウェアの世界についてはまだまだだと思うのです。
現在の日本の企業はグローバル化が叫ばれ、現実的にその形で運営されている会社も珍しくなくなってきました。
そんな中、永田町に移ってIT業界から早く何人か議員を出さないと日本のIT業界に明日は無いのではと強く思うようになってきました。
どちらが先で、ニワトリか卵かわかりませんが、何人かの議員を出すことが一番の早道だと考えるようになってます。
これからの人生、そんなお手伝いができればさらに楽しく充実した生き方ができそうな気がしてます。
そんなことを思えるだけでも永田町に移った甲斐が有ったと師走の喧騒の中楽しんでおります。

オワリ


クルクルサギ

2014年12月09日

ここ数年(5年位前か)ほぼ毎日お客様や友人や社員の誰か(この3つの区別が無くなっている人も多いのですが)と食事をし、必ずお酒を頂くがそのまま二次会に行かないことが多くなった。
月2回くらいは興に乗って二次会に行き飲み過ぎる事は有ってもカラオケは殆ど行かなくなった。
やはり自分の年齢と体力から来る衰えは確かなのだとつくづく思うことがあります。

昔、カラオケが通信ではなくまだカセットだった時代に「小さなスナック」(パープルシャドウズ 1968年)のモデルになったお店がまだ六本木に有るのですが、今年3月に久しぶりに外人を連れて何回か行ってからずっと行ってなかったので、2015年のカレンダーを持って寄ってみた。
年1回から2回かと言うと盆暮れの挨拶のようですが、現実はそんなもんなのです。

偶然客待ちでスナックに遊びに来ていた知らないママが、姫野が久しぶりに来たというのを聞いていて「クルクルサギよね」と言う。
最初何を言ってるのか全くわからなかったのですが、客がよく「じゃまた来るよ」と言ってなかなか来ないのを彼女たちはそう言ってるのだそうです。
同様に値切る客には「学割無し」…金持ってないなら呑みに来るな!-と「安くしてくれたらまた来るよ」という客にもこう言ってた。

巳年の彼女、フリーになって月50万程お店に振り込めばいいので、ずいぶん楽になったと言って笑っていた。
姫野にお店に来てと言う訳でもなく(相手にされないのか)携帯に呼ばれてあっという間に消えてしまった。
名刺1枚だけ残ったけれどロアビルの通りを挟んだ向かい側のお店でいかにも高そうであった。

昔はそんなお店に粋がってお客さんをお連れしたりしたが、今は全くときめいたり感じたりするものが無い。
そんな所へ行くより早く帰って「モモとりんご」の顔を見たいと思う年になってしまった。
年末のなじみのお店へのカレンダー配りも後2店で終わりです。
カレンダーを配り、また年を1つ取ると思うと世の常とはいえ少し寂しい思いが残ります。

オワリ


ブロードの食堂

2014年12月08日

いよいよ12月。一年間の総決算(?)。
親しい方々やお世話になった方々に、一年の締めくくりとして恒例になった縁起物の「赤富士カレンダー」を自分で直接お渡ししたくて、11月中旬から12月26日まで昼中はめちゃくちゃなスケジュールを組んで回り、しかも夜は夜で夕食をご馳走したり、されたりであっという間に新年を迎えるのが社会人(ブロードを設立してから)となっての常となっています。

だんだん体力がなくなってきているのが自覚されるので、体力維持の為タクシーでなく、なるべく電車やバスを使い、歩くようにしているのですが、実際は徐々にエレベーターやエスカレーターの位置に合わせて移動するようになってます。
今年は事務所を移ったことも有り、会社の入り口に20年近く使っているクリスマスツリーを自分で無理やり出して飾付けをしました。
少々子供っぽいと思っていたのですが、虫干しもかねて有る物全てを飾ってみました。

 

 

永田町は前にも書きましたが、人口密度が少なくホテルが請け負っているレストランなどがたくさん有り、本郷とは違った景色を醸し出していて自分なりに会社を移転したことに大変満足しています。

元々「人が集まる会社」を目指しているのでいろんな方々が来られる。
セミナーなどが終わって姫野がたまたまいて「ここでは何も無いので「ブロードの食堂」に行きましょう」と言うと、ほとんどの人が食堂に興味を持たれて「少しの時間だったら」とお越しになる。

当然ですがブロードのような少ない人数の会社では食堂の必要性も無いのですが、たまたま今のビルの隣に町村会館が有り、B1に「ペルラン」というイタリア料理、7Fに「さいかち」と言う日本料理があって昼夜かなり安く利用できるのです。(ここは両方とも帝国ホテルに委託していて、各々70~80席程有ります)

 

 

しかも一人1,000円/2,000円/3,000円のコースも有り、お酒もほとんど原価サービスで氷や水の料金やサービス料も取らないのです。
しかも、親切で設備も良いのです。

 

一緒に来られた方々には値段もお話し、量も多くならないようにし、昼食的な雰囲気で心の負担をおかけしないようにできるのです。
最後に、清算すると必ず飲み物サービス券が頂けて、しかも両店で使えるので飲み物一杯目はサービスとなるのです。
最初はブロードの営業は「また姫野が冗談言ってる」と言っていたのですが、今では「では、食堂で」と平気で言うようになってます。
こんな事を、渋谷の親しい飲み屋に話したら「そんな所へ行かないで」と言われてしまった。 皆さんも是非お越しになってください。
以上
追) 今年最後の収穫となった花ゆずを使ってゆず味噌とゆずジャムを作りました。
小さいので、全部で200個程で家内と社員二人で作りました。
姫野の70才近い姉が花ゆずを見て「高幡不動では「バカゆず」と言うんだけど、頼まれているから頂戴」と言うので無視した。
何で人が気に入っているのを「バカゆず」なんて言うんだろうと相変わらずマイペースな姉だと変なところで感心してしまった。


サクラの墓


先日亡くなった「さくら」は寂しくないように野鳥のエサ箱の下に葬りました。
来年は3月に金柑、5月にヤマモモ、7~9月茗荷、みかん、柿、葡萄、最後に花ゆずが続きます。
改めて「自然の恵み」に感謝したい1年となる事を来年も期待してます。
最近少し匂いと手間を我慢してレクターのボロを庭の成り物の木にやるのが一番良いのではと考えております。
オワリ


先斗町の「おやじ」

2014年11月10日

もうかれこれ30年程通っている先斗町の「お店」に久しぶりに行ってきました。
何とかして年2回は顔を出すようにしているのですが、細い路地の奥まった所に有る「おばんざい」料理ですが、地元では知らない人がいない程有名なお店です。
そのお店の前の場所が空いたので、本人曰く「じゃまくさいさけ小さなバーにすることにしました」と「家主になり」バーを昨年開いた。
まだ一度も行ったことがなかったので今回お店の予約が8時しか取れなかったので、食事後そのお店に行こうと思ってたら、お店の主人に案内されてしまった。
竹鶴24年をダブルでオーダーすると「俺も同じのくれ」といって飲み干して「姫野さんガンになったこと有る」と聞かれる。
どうしたのかと聞く前に「胃ガンの手術したんや」と言う。
早期ガンで胃を切らず内視鏡で処理できたようで「早く見つければ問題ないので良かったね」と言ったのですが、本人は初めての病気だったようで、精神的にかなり大変だったようです。
本人はお店もあるのですぐ戻ったのですが、板前の見習いで女性が働いていて珍しいのでどうなのと聞いたら「来年2月出てもらう、弟子は2年と決めている。期間を決めないと人は育たない」ときっぱりいうので驚いてしまった。
もう一杯竹鶴を飲んで、12時近くになって隣の店に挨拶だけと思って寄ったら奥様が出てこられて「大将明日も早いので帰りました。本人ガンになったのが相当ショックだったらしい」と言われて引き返しましたが、少し酒が醒めてしまいました。
人間強がりでも、どこか弱いところを見せたい瞬間があるのかも知れません。

僕が認める数少ないスーパーオーナーシェフ(オーナーシェフでは無い)の一面でした。

追) ついにサクラが11月10日(月)の朝亡くなりました。
少し前から巣から落ちたり、横木から落ちて変だと思っていたのですが、足の爪が伸びすぎてうまく止まれなかったようです。
9日(日)に気がついて慌てて爪を切ってやったのですが、既に脚の力が弱くなっていて、あまり食事もうまく摂れていなかったようです。
少し左手の中でマッサージをして、右手に餌を持ってきたら少し食べましたが、それから巣箱に戻してからほとんど動かず、いつものうるさい程の「さえずり」もありませんでした。
獣医とも電話で話したのですが、自然の鳥が飛べなくなるとほとんど回復は難しいのだそうです。
母親が軒先で捕まえてから7年程なので、7才~10才程だと思うのですが、本当に残念な事をしました。

いつも「サクラ」と呼ぶと、大きな声で「ピッピー~」と鳴いて反応してくれたのと、やきもち焼きのリンゴが一目散に姫野に飛び掛ってくるのが無くなり暫く寂しい想いをすることになります。
動物は死を考えないとよく言われ、死の直前まで生きるのみ考えているのだそうですすが、 動物達は他の動物が死ぬとその瞬間で相手の死(存在)を忘れてしまうようで、我々も生と死を明確に区別して生をより良く生きることが大切なような気がします。
そんな意味でも早く次のサクラを養子に迎えたいと考えてます。
今度は「トウタン」とか「モモ、リンゴ、レクター」とかおしゃべりなヤツで、家の中を賑やかにしてくれるのが良いかな、なんて思ってます。
昨夜は「サクラ」の事を考えていてあまり眠れなかったのですが、早くも「二代目サクラ」に恋焦がれている姫野でした。


 


オワリ


秋の恵み

2014年09月30日

横浜は金木犀もそろそろ終わりのようですが、姫野家の庭にも毎年の秋の恵みがたくさん送られてきました。

みかん-200個

 

ゆず-150個

 

柿-200個(甘柿)
   20個(渋柿)

 
 

ぶどう-50房

 

今年は当たり年となったようですが、すべて一本の木からで本当にたくさん実ってます。
百姓でよく言われる(1つの種から百採れる)由縁が良く分かります。
とは言っても全て天候次第。
姫野の知り合いで稲田堤で梨園をやっている友人から「今年は2回の雹で出荷できる梨が無いので葡萄にしてほしい」と連絡があり驚いてしまいました。
庭の恵みは少々すっぱかろうが虫に喰われていようが天に感謝していただくことにします。
姫野家では夏の茗荷以来の自然の恵みです。

追) 最近飲み屋でやたらにスマホで検索しながら会話する人が多いのが気になります。
姫野個人として飲食での携帯の使用も嫌いなのですが、せっかくの楽しみをぶち壊す人は情けない限りです。
話は変わりますが、姫野が営業になって最初に行ったのは自分の腕時計を外す事でした。
自分が営業に行ってチラッと腕時計に視線をやるとタイムアップと受け取られて話が中途半端になることがあったのです。
それ以来41年、腕時計を腹時計に変えて頑張ってきました。(これはかなり自分の営業訓練になりました)
是非、居酒屋での楽しみを壊さないでほしいものです。
以上


北海道は「でっけえぞ」-その3

2014年09月22日

今回10年ぶりでゆっくり北海道へ行ったのですが、久しぶりに生ラムのジンギスカンを腹一杯食べようと楽しみにしていたのです。
以前すすきののお店で4人前程ジンギスカンを食べた記憶が有るのですが、たまたま生ラムを出す為に直営農場まで作ったお店があると案内を見つけ、電話で予約して行ってきました。
牛と同じで体の部位単位でオーダーが出来、5種類程オーダーして食しました。
生ラムはやはりほとんど煙が出なく、塩・胡椒を中心とした味付けでとても美味しかったです。
ジンギスカンとはまったく別物でした。
「いただきます」の変な名前なのですが、必ず予約をしたほうが安全です。(予約しないでかなり断られている人が多くいました)
久しぶりに生ビールを4杯も飲んで、帰り道トイレが間に合わなくて大変でした。

久しぶりの札幌で少し面白かったことをピックアップしてみます。
北海道面白情報

  1. 道路の路肩が高く、アメリカに近く、渡る時は要注意です。
  2. 男尊女卑?なのかあちこちに女性被害者を助ける会があった。
  3. 物価が高い。観光客目当てのせいか、人の多く集まるところは全てが高い(地元のタクシー運転手に教えてもらったお店は安くて美味しかった)
  4. 札幌駅前に大きなビルが多く集まりお店が多すぎる。
  5. (やっていけない(採算)のでは?)又、地下街が発達している。
  6. JR北海道の車輌がとてもみすぼらしい(JRが交通のメイン手段ではないらしい)
  7. 女の人でビールを飲む人が多い(老若にかかわらず)
  8. 地下鉄に荷物を載せる網棚が無い。
  9. ANAホテルで
    毎朝9時20分頃にタイ航空のクルー20名ほどがチャーターバスを待っている。
    ANAとの共同運航らしいが、ホールの椅子を占拠した異様な光景が見える。
    又、女性の化粧がとても厚く、昔の銀座のホステスそっくりなのです。
    たまにANAの乗員もいました。

レクターのお尻の傷はかなり酷く、体液がおしっこのように流れ落ちていたのですが、何と「オーストラリアのミネラルの多い土」を塗ったらあっという間に治った。
人間の皮膚にもとても効くのだそうです。
前はレクターのおできを「アメリカの土」で獣医に治してもらったのですが、今回も又、びっくりでした。

今回本当に楽しい旅でしたが、レクターが次どんなところに連れて行ってくれて、どんな思い出をくれるのか本当に楽しみです。
オワリ


北海道は「でっけえぞ」-その2

2014年09月18日

3日目の土曜日の午後5時から何と社台ファームの見学会が有り楽しみにして行って来ました。
ノーザンファームの社長が今回の関係者の為に骨をおって下さった様です。

 

 

 

最初ロードカナロア、次にオルフェーヴル、次にキングカメハメハ、次にハーツクライ、最後にディープインパクトの5頭を目の前にして各馬の詳細説明を受け、記念撮影も出来たのです。
競馬ファンならずとも大感激なのに、今回の大きな目玉となりました。
各馬とも6~8畳ぐらいの大きさの厩舎にのんびり住んでいました。

ロードカナロア

 


オルフェーヴル

 

 


キングカメハメハ

 

ハーツクライ

 

ディープインパクト

 

 

安い馬でも「種付け料」は一回200万、ディープは何と2000万円で年間200頭だそうです。(それでも待ちが多いとの事でした)
(何とディープだけで年間40億円稼ぐ計算となります)
社台ファームが社運をかけてUSAから「サンデーサイレンス」を25億円で購入したのが、今日の日本の競馬会の歴史を変えた事になったのです。
アメリカで牧場をやっている僕の友達は「日本は金でアメリカの良い馬を買い占めている」と怒っていましたが、社台ファームは全部の馬を売却して「サンデーサイレンス」に賭けて大成功したのです。
次の二匹目の泥鰌は成功してません。
「サンデーサイレンス」様々と言った所ですね。

以上


北海道は「でっけえぞ」-その1

2014年09月17日

昔どこか(カルビー?ANA?)の宣伝のようですが、9月9日(火)から15日(月)まで、レクターと北海道の「第66回全日本障害馬術大会PartⅡ」に行って来ました。
今回、大会は初めて北海道に渡りノーザンホースパーク(千歳)で行われました。
レクターは日曜日の夜9時頃東京を出発し、青森からフェリーに乗り、月曜日の夕方にやっと着いたようです。
フェリーの中では空調(エンジン)を止めなくては行けないので、なるべく海上を短くする為に青森まで陸路を走るようにしたようです。
コスト的には、新潟からフェリーに乗るのが一番安くなるようです。
しかし、長旅だったせいか、レクターのお尻に大きな傷がついて、しっぽも毛がだいぶ抜けていました。
火曜日に千歳から直行してレクターに会いに行き、お尻の手当てをしてやりました。
少し元気が無かったようですが、食欲だけは充二分に有ったので安心しておりました。

 

 

9日(火)、10(水)、11(木)と札幌のホテルへ泊まったのですが、11日の朝早くからもの凄い雨と雷でせっかく楽しみにしていたゴルフは中止してバッグもそのまま自宅に送り返してもらった。
札幌は9時頃にはとても良い天気になったのですが千歳一体が1時間100mmを超える雨と雷でゴルフ場も大変だったようで、札幌から千歳へ行く電車もストップしておりました。
東京の家内や知り合いは、心配してくれたようですが、1週間まったく傘も使わず雨にも合わなかったのです。
(またまた自慢となりました、と同時に北海道の大きさを実感しました)

 

 

 

今回は全国から予選を通過した馬が集まって来ていて、なかなか良い馬がそろっておりました。
又、障害自体の設営もとても難しくなっており、決勝に進出した33頭の内、減点0は4頭のみでした。
レクターは、1日目の予選は疲れもあってか全然駄目でしたが、2日目の予選は10位に入賞し、決勝に進むことが出来ました。
予選は54頭でしたが、決勝は33頭出走し、1落下で残念ながら11位で入賞とはならなかったのですが、初めての全日本では良く頑張ったと思います。

 

 

 

全日本馬術連盟 名誉総裁を常陸宮華子様がなさっていて、お昼1時間程ご覧になられた。
華子様とは47年前、神宮内苑の花菖蒲を見に行った時に、偶然おいでになり、やはり同じ黄色の帽子に黄色の洋服でした。
浪人中で、1人で菖蒲を見に行ったので今でもそれを鮮明に覚えていて、又お会いできたことにとても強い驚きと縁を感じました。

 

つづく


ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ9

2014年09月12日

すべてのIT施策は「運用高度化」の課題に通ず

常に企業を取り囲んでいる脅威に、だれが責任をもって臨むのか。確固とした方針や体制を貫いているケースはことのほか少ない。日本企業の現実解は、テクノロジーへの深い造詣と強いイニシアティブを持つITリーダーが立ち上がることだ。

  若かりし頃の一時期、営業職を担当したことがあった。当時、プレゼン資料作りに欠かせないのはハサミとメンディングテープとコピーマシン。周囲では3種の神器とも言われていたものだ。客先との連絡手段は電話かFAX。見積書の類は、電卓片手に定規を駆使してレポート用紙にまとめていた。  

  それが今、誰しもPCに向かい、ワープロ/表計算/プレゼンテーションソフトでビジネス文書を作り、必要に応じてメールに添付するなどして顧客とやり取りしている。身近なオフィス業務に限らない。POS(販売時点情報管理)やEDI(電子データ交換)、EC(電子商取引)などの例を引くまでもなく、ありとあらゆるビジネスが「電子化されたデータ」をベースに進められている。  

  もしかすると、センサーネットワークやソーシャルメディアの時代を迎える前に、世の中にはすでに「充分にビッグな」データが存在していると言えるかもしれない。電子化されたデータの特性として、その複製や移動はたやすい。人々は、利便性や効率性を手にすると同時に、簡単に詐取されるかもしれないという大きなリスクも背負うことになった。かといって、もはや後戻りすることはない。

脅威に対する責任体制が不明確なまま

  日本は治安がよく、人も品行方正である──。かねてからの言説を揺るがす凶悪犯罪も目立つようになってきているが、ことICTの世界では“国”で語ることの意味は薄らぐ。今や、世界中がネットワークでつながっており“地続き”だからだ。悪意を持つ攻撃者から見れば、どこも一緒である。セキュリティの実害において、実は内部者の犯行が多いという事実も、国を超えた世界的傾向。よくよく考えると、ゾッとするような現実に我々は身を置いているのだ。  

  常に至近距離にある脅威に、だれの責任下で対峙するのか。ここを曖昧模糊としたまま事なかれ主義を貫いている企業が少なくないと感じる。「サーバー関連だったらA君マター」「ネットワークの設定ならB君が詳しい」…。ざっくりとした分担はあるのだが、組織だった体制がない。有事の時の指揮系統、あるいは、そもそも有事に至らぬようにする戦略的アクションが不明確なのだ。  

  CSO(最高セキュリティ責任者)の設置が進む米国とは異なり、まだ日本では専門職を必要とする認識は低い。その実情を嘆くよりも、IT戦略を担う立場のITリーダーが立ち上がることが優先的課題であり現実解でもあるだろう。  

  IT部門は、既存システムの安定稼働に努めなければならないし、新規案件の企画・実装にも奔走しなければならない。ビジネスへの直接的貢献というプレッシャーも高まっていると推察する。それを受難の時代ととらえるか、プレゼンスを高める好機ととらえるかは考え方ひとつであり、リーダーの姿勢こそが士気に直結する。

ITの原理原則を理解する重要性  

  ビジネスとITとの連携や融合を考える時、とかく事業モデルの創出や“個客マーケティング”など斬新な施策に議論が向きがちだが、セキュリティ脅威への備え、広く言えばリスク回避の対策は、極めて重要な戦略であることを再認識しておきたい。ひとたび事件やトラブルを引き起こせば、競争優位も信頼も一気に失うことに疑いの余地はない。  

  それを面と向かって主張するには、システム全般に対してIT部門が強いイニシアティブを持つことが欠かせない。原理原則を理解せぬままに協力会社に“丸投げ”するのは、ある種の責任放棄。自分たちが企画するシステムや運用上の方法論などについて、「○○○という理由があるからこそ○○○を選択し、だから○○○のように使わなければならない」と説明できることが不可欠だ。  

  各々の領域での“理詰め”を徹底すれば、今あるシステムの運用を見直して合理化することこそが競争力維持・強化の原点であることに必然的に帰着するはず。すべてのIT施策はシステムマネジメント高度化の課題に通ずるのである。

株式会社ブロード
サービスセンター 執行役員
山岸 雄一郎 氏
オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ8

2014年09月10日

“まだら模様”に染まるIT基盤の危うさ

その時々にベストと思われるハード/ソフトを組み合わせて業務システムを構築する──。
一見、理にかなったアプローチに思えるが、企業全体のシステムマネジメントの観点からは無駄も多いし、セキュリティ対策が煩雑になるリスクもある。基本方針として抑えておくべきポイントは何かを考える。

  企業がコンピュータを導入し始めた当初、その主役はメインフレームだった。中央に1台のマシンがあり、その上で幾つかの業務アプリケーションを動かすのが一般的な姿。システムの面倒を見る部隊の中には、ハードやOS周りの担当、DBなどのミドルウェアの担当、アプリケーションの担当といったチームが編成され、システム全体を水平にレイヤー分けして、つつがなく運用にあたる体制が敷かれていた。

   1990年代、オープンシステムの潮流が押し寄せたことによって、その状況は一変した。事業部門の要請に応じて、クライアント/サーバーの小規模構成を中心としたシステムを次々に導入するのが通例となったのだ。自由度や柔軟性が高まったとの見方もできるが、運用管理、あるいはセキュリティ対策の観点からは、全体最適を効かせにくい状況を生み出してしまったと言える。  

  すべて地続きで監視や統制が徹底できていたのに、気がつくと多くの島々に分断されて目が行き届かなくなった──。それと似た現象が、企業システムで起きているのである。サイロ化による“まだら模様”が今、多くの企業に広がっている。

メインフレーム時代の運用にヒントがある  

  その昔、私が最初に就職したのは、大手商社の情報システム子会社だった。配属されたのはインフラチームで、仕事の中心はメインフレームの運用。作業を効率化するため、あるいは人為的ミスを無くすため、いかに人手の介在を省くか大きなテーマだった。一連の夜間バッチを動かし、それが終わったらバックアップ処理を走らせ…。必要なツールはすべて自分たちで作っていたのを思い出す。  

  「セキュリティ」という言葉は一般的ではなかったが、正当性のある処理以外は認めないという工夫は当時から凝らしていた。ジョブ名やシステム名、各種パラメータが、規定のものと一致しない限りは処理を受け付けないといったプログラムを作った記憶がある。何しろ既存のツールなどなかった。IBMがRACF(Resource Access Control Facility)というセキュリティツールを出したのは、その後のことである。  

  昔話を持ち出したのは、一貫してインフラの運用に責任を持つ人員がいる意味が大きいと思ったからだ。情報システムの構成要素が今ほど複雑ではなかったことはあるにせよ、会社がコンピュータの利用に関わるポリシーを決めたなら、すぐにそれに従わせる体制を整えることができた。“まだら模様”を均一化の方向に変化させるヒントがここに隠れているように思う。

IT基盤の標準化と専任運用チームの必要性  

  クライアント/サーバーの時代、それに続くWebシステムの時代。多くの企業は、その時々にベストと判断したハードやソフトを導入し、個別最適化したシステムを構築してきた。結果、運用オペレーションにしてもセキュリティ対策にしても汎用性は担保されず、各システムに専任の担当者を張り付かせざるを得ないようなことにもつながっている。人手も金もかかるばかりだ。  

  この状況から脱する有効策の1つは、企業としてIT基盤の標準構成を定め、それを対象に運用やセキュリティを“横串”に担う専門チームを組織することだ。無論、シングルプラットフォームに限定するのは難しい。例えば、Windowsサーバー環境、UNIXサーバー環境といった粒度での標準構成を検討するのが現実的だ。  

  米国に目を向けてみると、様々な業務システムが散在していても、IT基盤レベルでは標準化されており、どれも専門部署が共通して運用しガバナンスを効かせる取り組みが進んでいる。業務を直接的にサポートするのは「アプリケーション」。それを動かす「インフラ」は汎用性を持たせた方が、運用効率もいいし、セキュリティ対策も煩雑にならない──。合理的な“切り分け”の考え方が浸透しているのであろう。  

  昨今、仮想化技術の進展によって、コンピューティングリソースを再び集約しようとの動きが顕著だ。それはベスト・オブ・ブリードの名の下に“行きすぎてしまった分散”の揺り戻しのようにも映る。IT投資の中で、既存システムの維持運用にかかるコストは約8割と言われている。この状況下でいかに戦略投資を捻出するか。技術トレンドを睨み、システムマネジメントを高度化させることが、その第一歩であることは間違いない。

株式会社ブロード
サービスセンター 執行役員
山岸 雄一郎 氏
オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ7

2014年09月08日

サーバーのアカウント管理やログ管理などを日本企業向けに最適化

予防的統制の領域でブロードが展開する主力製品が「パワーセキュリティ」である。特権IDを厳格に取り扱うことを目的に、アカウント管理やアクセス管理、ログ管理といった機能を日本企業に最適化させた形で統合しているのが特徴だ。

  IT資産管理と情報セキュリティに軸足を置いて事業展開するブロード。同社のソリューションは、大きく「予防的統制」を図る製品と「発見的統制」を図る製品の2つで構成されている。
執行役員の山岸雄一郎氏は、いくらサイバー攻撃が巧妙化しようとも、まずはこの2つを実直にこなすことこそが第一歩であり、有効な手立てとなると強調する。具体的には、どのような対策を可能とするのか。ここでは予防的統制を担う同社の主力製品「パワーセキュリティ」の概要を紹介する。

特権IDが形骸化している実態

  ブロードが提唱する予防的統制とは、サーバーにアクセスするユーザーに対して、必要最小限の権限しか与えないことを徹底することを指す。限定的な低い権限だけを持たせることを基本とし、作業ニーズに応じて必要な権限を都度付与する。それと同時に、その人が「何をやったか」を記録することも担う。所定のポリシーに則ったパスワードの自動変更などにも対処。これらは、一般的な機能名で記すなら、特権ID管理、アクセス管理、ログ管理といったものになる。

図1 rootなどの特権IDはセキュリティ上、厳格に管理されるべきもの

  サイバー攻撃の被害を受けた実例を調べると、サーバー機能のすべてを制御できる特権IDとそのパスワードが盗まれてしまったことに起因するケースが少なくない。特権IDは厳重に管理されるべきものであり、本来はその権限を扱える担当者は限られるはず。しかし、現実には、実務上の煩わしさを避けてここを軽んじている例が散見されるのだ。

  一緒に仕事し互いに牽制も効くシステム部門の運用担当者同士が扱うのだから問題ないと決めつけて、特権IDとパスワードを暗黙の了解で共有したり、さらに別のサーバーでも全く同じパスワードを使い回したりしているようなケースである。社外に公開していないシステムだからと油断し、常にrootで ログインしているというケースすらもあるようだ。

  このような状況は、攻撃者にとって格好の標的。特権IDがあちこちに流通しているなら、なりすましなどの手法でパスワードもろとも奪取することはそれほど難しいことではない。人知れず、長期にわたって悪しき企みを許すことにつながってしまう。

  山岸氏によると、システムによっては、データベースなどの特権IDとパスワードがアプリケーションプログラムやスクリプト内に“ハードコーディング”されている例もあると指摘する。この場合、そのソース部分あるいは設定ファイルを見つけてしまえば、即座にデータベースの乗っ取りが完了してしまうことを意味する。

  これとは別に、システム内で怪しげな挙動があった際、事を悪化させていることの1つとして、UnixやLinuxのシステムでは、シェルで行った操作のログが基本的に残らない仕様になっていることがある。シェル上の操作履歴を何らかの方法で取得する手立てを打っていない限り、攻撃者が侵入した後、 どんな方法で情報を盗み出したかを知る手がかりがないのだ。

  情報漏洩事件を探ると、外部からの不正アクセスではなく、内部の犯行も比較的多いことが分かっている。仮に、社員や委託先従業員がrootアカウントを使って不適切な行動をとったとして、その履歴をたどることができないのは非常に心許ない。 だからこそ、今一度、重要視しなければならないのが、ログの取得も含めた特権IDのしっかりした管理体制なのである。

特権IDとログ管理の2つのアプローチ

  山岸氏によると、特権ID管理/ログ管理には、大きく2つのアプローチがあるという。1つは、特定のシェルを起動させ、そのシェルが起動している間はすべてのログを取得するというアプローチだ。cshやbashなどを起動する際に、ログインに成功したらその後のすべてのログを記録するようにする。 この場合、一般ユーザーであろうと特権ユーザー(root)であろうとすべてのログを取得できる。何か問題が発生した場合も、すべてのログを対象にした追跡が可能だ。ただし、すべてのユーザーのすべての操作ログを取得することは保管のコストなどが高くなりやすく、また、特権IDの共有という「特権IDの形骸化」につながる問題を根本的に解決するものではない。

  そこで必要になってきたのがもう1つのアプローチだ。つまり、特権が欲しいときに、そのリクエストを管理サーバなどに送り、権限を貸し出してもらうというものだ。必要な時にのみ特権を必要とするコマンドを実行し、その実行ログを記録しておくので、特権IDをユーザー全員が共有するといった危険な使い方を避けることにつながる。

  これは、Unix/Linuxのsudoコマンドなどが採用しているアプローチでもある。普段は一般ユーザーでログインして作業し、たとえば特定のファイルの内容を編集したい時などには「sudo vi」などとする。この場合、sudoで実行したコマンドのログがシステム内に記録されるので、リスクの高い操作ログを確実に取得し、問題が発生した場合に追跡できるようになる。

  「本来的には、システム内のあらゆるユーザーが行う操作について、カーネルをフックしてすべてのログを取得するのが望ましい。だが、パフォーマンスや運用、コストの問題で、そこまでログ管理を徹底するのは難しいのは事実。そこで、特権IDの貸し出しを管理し、特権IDや重要ユーザーのログを必要な範囲で取得して管理するといったアプローチが現実解となる」(山岸氏)。

特権IDの貸し出しとログを管理する「パワーセキュリティ」  

  この領域でブロードが提供するソリューションが「パワーセキュリティ」である。米BeyondTrust社のソフトウェア製品「PowerBroker」シリーズを中心に据えながら、日本企業特有のニーズに合わせて必要な機能を拡張して提供してきた。  

  展開当初は、国内の事情にあわせて、上で説明した1つめのアプローチを提供してきたのだという。しかし、昨今見られるサイバー攻撃の高度化、巧妙化に対しては、1つめのアプローチでは十分ではなくなってきた。  

  そんな中、ブロードは2つめのアプローチを推進することで、サイバー攻撃への有効な対策を打てるようにしている。具体的には、 PowerBrokerに加えて、申請や承認のワークフロー機能によりアカウントを発行する製品である「アカウントマネージャー」、および、証跡管理レポートの作成やログの高速検索が可能な製品「ログマネージャー」を組み合わせて構成。ユーザーの目的に合わせて、必要なソフトやオプションを組み合わせることも可能としている。

図2 「パワーセキュリティ」の主要な機能

    では、パワーセキュリティには、具体的にどのような機能を備えているのか。次回以降、内包されているPowerBrokerやアカウントマネージャー、ログマネージャーがどのように有効にはたらくのかを説明していこう。
本稿はIT Leadersマイクロサイから転載しています。
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/11382
オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ6

2014年09月06日

ポリシーに則ってサーバー管理者ができることを限定、キー操作の内容も克明に記録する
「パワーセキュリティ」の中軸となるPowerBroker

予防的統制の領域でブロードが展開する主力製品「パワーセキュリティ」において、その中軸に位置付けられるのが「PowerBroker」(開発元は米BeyondTrust)だ。特権IDの管理を徹底するための機能を中心に特徴を紹介する。

  前回説明したように、ブロードの「パワーセキュリティ」は、サイバー攻撃に対する2つのアプローチである「予防的統制」と「発見的統制」のうち、主に予防的統制を司る製品だ。

  パワーセキュリティは、アクセスコントロールやログ管理機能を提供する「PowerBroker」を中心に据えながら、申請や承認のワークフロー機能やワンタイムアカウントを発行する製品「アカウントマネージャー」と、証跡管理レポートの作成やログの高速検索が可能な製品「ログマネージャー」を組み合わせて提供される。今回は、この3つの製品のうち、PowerBrokerを中心に、パワーセキュリティがサイバー攻撃に対してどのような有効性を持つのかを紹介する。

図 「パワーセキュリティ」を構成する主要なコンポーネント

  PowerBrokerは、米BeyondTrustが提供している特権ID管理ソフトウェアだ。海外では、銀行、航空宇宙、防衛、医療、薬品、通信、データセンターなど、2000社超で20万ライセンス以上が利用されている。国内では、ブロードが2004年から展開を開始し、金融業、航空、通信、自動車、製造など50社超、2000ライセンス以上の実績がある。

  パワーセキュリティは、このPowerBrokerが中核的な役割を担う。PowerBrokerの特徴は、大きく、アクセスコントロール、キー操作・イベントログ収集、ポリシーとログの集中管理の3つに分けることができる。

ポリシーに沿ったアクセスコントロールで特権IDの奪取を防ぐ

  1つめのアクセスコントロールは、システムの作業者に対して、与えられた範囲内での作業しか行えない環境を提供するものだ。例えば、作業者がUnix/Linuxサーバーにログインしてネットワークの設定を変更するケースを想定してみる。

   通常、作業者は、一般ユーザーとしてログインして、ネットワークの設定を確認する。確認を終えて、設定ファイルを編集しようとする場合、そのための権限が必要になるので、suコマンドやsudoコマンドを使って権限を得ることになる。

  この場合、作業者は特権IDに昇格するためのパスワードを自ら入力するのが通例だ。特権IDに昇格した一般ユーザーは、ネットワークの設定だけでなく、Webサーバーやデータベースの設定ファイルの編集といったこともが可能になるは当然のこと。“万能”の権限を持つID/パスワードを易々と使わせるような運用は、性善説を貫くことが非現実的な状況下において、極めて危険とも言える。

   こうしたことを防ぐのがPowerBrokerで提供されるpbrunというコマンドだ。sudoと同じように利用するが、あらかじめ定めたポリシーに沿った権限しか与えないことを徹底する。ネットワーク設定ファイルを編集しようと特権IDに昇格しても、そもそも正当な権限を持ったユーザーのみが編集を許可され、それ以外のユーザーは拒否される。何らかの方法で権限が乗っ取られても、常に最小の権限しか与えない運用をしておけば、サーバやデータベースへの不正なアクセスを防止することができる。

キー操作・イベントログの収集で不審な行動を把握する

   2つめの特徴であるキー操作・イベントログの収集は、権限昇格したユーザーの一連のキー操作、コマンド実行履歴をすべてログとして記録する機能だ。UnixやLinuxサーバーでも、どのユーザーがいつログインしログアウトしたか、どのシェルでどのプロセスを立ち上げたかなどは、シェルのコマンド履歴やプロセスの起動ログなどを複数組み合わせることで探ることはできる。だが、通常は、シェルの中で実行したコマンドにどんな結果を返したか、どのキーが押下されたかといったレベルでの把握はできない。

   一方、PowerBrokerでは、キー操作のログで、スペースキーやエンターキーを押下したことまで把握できる。一連の行動をスクリーンショットのように記録して操作履歴をたどることや、それらをつなげて一連の行動をビデオのように再現する機能も備えている。

   これらは、内部統制の監査証跡として使うことができる。こうした機能が特に効果を発揮するのは、不正操作などを追跡調査する場合だろう。キー操作ログとイベントログは専用のサーバで一元管理されるため、作業者がOSのログを削除するといった証拠隠滅をはかった場合、それを把握することができる。また、追跡時のコマンド入力のクセや入力者の技術レベルを見ることで、不正な行為を行ったものを特定するためのヒントにすることもできる。

ポリシーとログの集中管理でセキュリティ管理の手間を軽減

   3つめとして、管理対象サーバーで実行される特権IDの付与や、キー操作・イベントのログを集中的に管理できる構造を採用していることが特徴に挙げられる。具体的な構成としては、管理対象サーバーに「PowerBroker Unix & Linux(PBUL)」のエージェントをインストールし、そこから得られる情報を、ポリシーを管理するサーバー「PowerBroker Master Server」、イベントログとキー操作ログを管理するサーバー「PowerBroker Log Server」にそれぞれ集約する形だ。

   複数のUnix、Linuxサーバーに関するポリシーやログを一元的に管理できるため、セキュリティ管理の手間を軽減することができる。複数サーバーの情報をまとめて管理することができないsudoのような仕組みと比べてもメリットは大きい。

   運用面では、ロギングによるパフォーマンス劣化が少なく、インストールも簡単という特徴もある。キー操作ログやイベントログを収集する製品のなかには、カーネルをフックしてすべての情報を取得するソフトウェアもあるが、それらはパフォーマンスに影響を与えやすい。また、再起動なしにインストールでき、障害が発生した場合でも影響が少ないという。

日米の文化や発想の違いを考慮した管理の方法が必要

   もっとも、課題もある。ブロードの執行役員である山岸雄一郎氏によると、それは「欧米と日本での企業文化の違いや発想の違いからくるもの」だという。例えば、欧米では、一般ユーザーとしてログインし、必要になったときに権限をもらうという運用が一般的だ。発想としては、最小限の権限からスタートするという発想になる。

   一方、日本では、最初からある程度大きな権限を持つという運用が多い。これは、米国のように、職務やそれを担当する人が明確に分かれているわけではなく、さまざまな職務を兼任する文化であることが影響しているようだ。発想としては、ある程度権限を持った状態でスタートするという発想になる。

   こうした違いがあるため、PowerBrokerの機能では日本の事情に十分対応できないケースがでてくる。たとえば、ログインしたユーザーがログイン中に複数の権限を使い分けたりするケースだ。また、ログインする前に申請を出し、許可を得たうえでログインするといった申請のワークフローが必要になるケースも多い。このため、ログの管理についても、事前に申請された内容と、実際にログイン中に実行した操作とを突き合わせたいといったニーズが出てきた。

  こうしたニーズにこたえるために開発したのが「アカウントマネージャ」であり「ログマネージャ」だという。

次回は、この3つの製品がどのように連携するのかを紹介する。
本稿はIT Leaders マイクロサイから転載しています。
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/11596

オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ5

2014年09月05日

要諦となるのは“内部犯行”を阻止できるシステム環境

ユーザー企業がセキュリティ対策を講じる時に、基本となる考え方はどういったものか。メインフレーム向けセキュリティ製品を開発・販売する米Vanguard Integrity Professionalsの最高執行責任者(COO)であるスティーブン・リンゲルバーグ(Steven Ringelberg)氏に話を聞いた。

  当社は1986年の設立以来、IBMのメインフレーム向けのセキュリティ製品を提供しているITベンダー。日本では、ブロードとのパートナーシップの下で市場展開している。これまで様々な案件を体験してきた中から、ユーザー企業が今、セキュリティや運用高度化の観点で肝に銘じておかなければならない点を考えてみたい。  

  セキュリティインシデントとして報道される案件、別の言い方をすれば「意図をもってサイバー攻撃をしかけている実体」を我々なりに整理してみると、次の4つに分類することができる。

  1. Government Sponsered : 国家レベルの諜報活動の一環として繰り広げられているサイバー攻撃
  2. Criminal : 企業を攻撃対象とした犯罪行為。データを詐取し、それを売却することで収益を得ることが主要な目的
  3. Terrorist : 社会的・政治的な主張を目的としてデータ詐取やシステム破壊を展開。ハクティビスト(hacktivist)とも
  4. Insider : 組織内の人物が故意にデータ詐取をはかること。時に過失でデータが流出する事象もある

  先の3つは、潤沢な資金源を持って組織的に活動しているのが昨今の特徴だ。その道の専門家同士のコミュニティが形成され、攻撃の方法論にしてもツールにしても研ぎ澄まされている。明確な目的を持って、その達成のために極めて高度なアプローチを採る。  

  一方、最後に挙げた「内部者による犯行」は、先の3つに比べると必ずしもレベルは高くないのだが、インシデントとしても最も目立ち、見逃せないものである。米国内では、インシデントの実に70%が内部によるものとの数字があるぐらいだ。  

  サイバー攻撃の報道では、とかく社内ネットワークに外部から侵入する巧妙な手口に脚光が当たりがちだ。APT(Advanced Persistent Threat)などの攻撃手法が明るみになると、意識は常に外に向き、自社の周りに城壁を築くがごとく、いかに侵入を防ぐかに躍起になる。  

  そんな企業において、ある日突然内部の従業員が機密情報を漏洩させるといった事件が起きてしまう。いくらフェンスを強固にしても、“内側”に悪意ある人物がいたとしたら機能しないのは言うまでもないことだ。  

  至極、当たり前のことを述べたまでだが、ここに大きなポイントがある。内部者がデータを持ち出せない環境を整備することこそが重要であり、それが自ずと、対外的なセキュリティ対策につながるという発想を持ちたい。  

  もう少し付け加えると、ネットワークに入り込めたからといってデータを持ち出せるわけではない。データを保存している実体や関連コンポーネントを自由に操作できなければならないのだ。当社が対象としているメインフレーム環境でいえば、そのOSや、DB、トランザクションモニターといったものになる。いわゆる特権IDを奪取されないことが極めて重要という意味がここにある。

  ネットワーク上の脅威が顕著に増し始めた2000年以降、多くの企業が“ネットワークディフェンス”に力を注いできたが、それでは不十分であることは先に述べた通り。内部に侵入される可能性は否定できないことを前提に、「データの保管とプロセス(処理)を安全にすること」を常に念頭に置かなければならない。  

  もちろん、当社がz/OS向けに「Vanguard」ブランドで提供しているセキュリティ製品群は、「データの保管とプロセス(処理)を安全にすること」を最大のコンセプトに設計している。大きく言えば「Operational Security」(認証管理など)、「Audit and ompliance」(ポリシー管理など)、「Intrusion Detection」(マルウェア対策など)の領域をカバーする製品で構成しており、さらにクラウドサービスの活用も視野に機能を拡張させている。  

  メインフレームの分野では、IBMが1998年にTCP/IPネットワークに接続する機能をリリースし、2003年ころには多くのメインフレームがTCP/IPで通信するようになった。日本ではまだプライベートネットワークで運用している例が多いという話も聞くが、運用コスト圧縮のために早晩、IPネットワークにつなぐことになるだろう。  

  社内にも目を向けてセキュリティ対策を講じる時、LinuxサーバーやWindowsサーバーのみならず、これからはメインフレームにも十分に配慮を行き届かせなければならない。当社はどんな要件にも応える準備が整っている。疑問や相談があれば、是非、声をかけてほしい。(談)

米Vanguard Integrity Professionals 最高執行責任者
スティーブン・リンゲルバーグ(Steven Ringelberg)氏
IBMのメインフレーム(z/OS)向けの各種セキュリティソリューションを展開。

オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ4

2014年09月04日

元ハッカーが指南するセキュリティ対策の基本とは?

セキュリティソリューションを提供する米Beyond Trust社のCTO(最高技術責任者)を務めるマーク・メイフレット氏は、元ハッカーとして名を知られる人物。攻撃の手口を知り尽くした彼がユーザー企業に向けるアドバイスは、以外にシンプルだ。まずは脆弱性を洗い出して、パッチ適用などを手抜かりなく施すこと。そして特権アカウントの管理を厳格にすること。この2つを地道に実践するだけで、リスクは大きく低減するという。

  機密情報の流出など、企業をゆるがす事件が数々のメディアで報道されています。セキュリティインシデントの数はうなぎ登り。悪意を持つハッカー同 士のコミュニティが形成されている今、ノウハウの共有が促進されたり、攻撃用のツールが開発されたりといった動きが、サイバーアタックを増殖させているのです。  

  ここの所で広く知られた事件としては、米国で小売店チェーンを大規模展開するターゲット社のケースがあります。最初の“入口”となったのは、店舗の空調管理を手がけるパートナー企業のシステムでした。そこに忍び込み、“本丸”システムにリモートログインするための情報を詐取。次いで、店舗内の POSレジスターにマルウェアを仕込んで、顧客のクレジット/デビットカードのデータをごっそり盗み出すというものでした。問題解決のためにターゲット社に発生した費用は1億ドルを超えるとも言われています。  

  これは決して特殊な事件ではなく、同じようなことは、業種を問わず、しかも世界中の企業で起こり得ることなのです。ビジネス活動とITは一体のものとなっており、しかも企業システムは拡大化・複雑化の一途をたどっている。そのため、セキュリティ上、“完璧”なものを考えるのは非現実的とも言える状況です。  

  家に例えてみましょうか。レンガ造りで、ドアも窓もない建物を築けば、かなり安全なものとなります。でも、これじゃ豊かな生活は営めない。ドアも必要だし、窓だって一定の数がないと快適じゃないですよね。その上で、安全を担保するために「鍵をかける」という知恵が生まれたわけですが、施錠すべき箇所が増えるに従って、うっかり忘れるということが起きてしまう。企業システムでは、今、これと同じことが起きているように思うのです。

いまだ圧倒的に多いのは脆弱性を突くランダム攻撃  

  さて、ここで最近のセキュリティインシデントの実情を少し整理しておきましょう。標的型攻撃のように、ある特定の企業を狙うアクションが話題となっていますが、いまだ圧倒的に多いのがランダム攻撃です。全方位的に探りを入れて、侵入し得る抜け道を探し出す。見つからぬように忍び込んだ先に“金目”のものがあれば幸い、それを奪取して、儲けを手にするというものです。  

  一般的な手口はこんな感じです。まずは企業システムの中の「脆弱性」を洗い出す。各種サーバーのコンフィグレーションの間違いや、パッチがあたっていないOS/ミドルウェアなどは典型例です。悪意のない社員による操作をうまく利用するなんて手口もあります。  

  脆そうな入口が見つかったなら、「エクスプロイトツールキット」と呼ばれるものを使って、そこに穴をあけ、ぐいぐいと拡げていく。十分な侵入口を確保した後はいよいよ最終局面。中を探索して、ここぞという場所にマルウェアを仕込み、いとも簡単にデータを盗んでいくのです。  

  攻撃側の巧妙さにスポットが当たるばかり、企業はもはや、手の打ちようがないというような見方がされることがありますが、その認識は改めるべきです。最低限で“やるべきこと”にきちんと手を打っていれば、実はリスクはぐっと低くなることを念頭に置いておくべきです。  

  では、最低限やるべきこととは何でしょうか。一言でいえば「アタックサーフェイス」を極小化すること、つまり、システム全体において侵入し得る余地を徹底的につぶしていく地道な取り組みなのです。  

  もう少し具体的な話をすると、大きく2つのポイントがあります。1つは脆弱性を常に把握し、危険度の高い所に、設定変更やパッチ当てなどの対策を迅速に打つこと。2つめは、特権アカウントの管理を徹底し、サーバーやソフトに対してできる操作を厳密に制限することです。  

  言ってしまえば至極シンプルなものの、これだけで危険度は大きく下がるのです。2013年、企業ITにかかわる分野では何千という脆弱性が見つかっていますが、その中で実際にエクスプロイトツールキットによって侵入されたのは4.7%と、ごく僅かだったという報告があります。日々新たに出てくる脆弱性の数におののかず、その中でも重要度の高いものに手を打てばよいとの認識を持ちましょう。  

  仮に侵入を許してしまったとしても、マルウェアがシステム内で悪さをしでかそうとする時には管理者としてのアクセス権限がないと局所的なことしかできません。だからこそ“万能”の特権アカウントの管理を徹底する、基本的には誰にも与えない、与えるとしても期間限定とし作業が終わったらきちんと回収するといった取り組みが重要となるのです。  

  これらは、ハッカーとしてならしたこともある私が信じて疑わない基本的なアプローチです。BeyondTrust社としての製品ポートフォリオも、こうした考え方に照らしたもの。主軸をなす製品ファミリーが2つあり、1つが特権アカウントを管理するPowerBrokerシリーズ、もう1つが脆弱性を管理するRetinaシリーズです。この春には、双方をBeyondInsightとして統合し、単一のコンソールから扱えるようにしました。

どこにリスクがあるかを“見える化”するのが第一歩  

  日頃、私がセキュリティについてユーザー企業の方々にお話する時には、誇張して恐怖心を煽るようなことはしないように心がけています。しかしこのほど、訪日する機会に恵まれ、日本企業のIT部門の方々と情報交換してみると、やや心配な面が感じられました。  

  例えば社内IT資産に対する脆弱性スキャンについては、実践しているという企業でも年に1~2回という声が多かったことです。とにかく、ITの世界は日々刻々と動いているのです。継続的に脆弱性を把握していかない限りは、いつ大きな被害に遭ってもおかしくありません。  

  もちろん、ベンダーの私の立場から理想論を掲げるのは簡単であることも承知しています。現実には、企業のIT部門はやるべきことが山積しており、時間も人員にも限りがあるでしょう。セキュリティ対策ばかりに時間を割けない事情もあります。  

  そんな中でも、決して軽視してはならないのがセキュリティの問題であり、何としてでもシステムマネジメントを高度化して、合理的に臨まなければなりません。  

  大事なのは、どの領域にどんなリスクがあるのかを、目に見える形で把握できる“判断材料”を手元に用意すること。それを基に、自社のビジネスを鑑みて、優先順位を付けられる体制を整えるのが現実的アプローチです。事業の“コンテキスト”ベースで絞り込んでいけば、対応すべき脆弱性はサブセットとして限定できると考えます。  

  当社の基本コンセプトや製品の機能を熟知し、日本市場で展開している重要なパートナーがブロードです。何か、相談事が疑問点があれば、是非お声がけください。ユーザーならではの視点で、お応えする準備が整っています。(談)

米Beyond Trust
最高技術責任者
マーク・メイフレット
Marc Maiffret
若い頃にはハッカーとして名を知られ米国の当局に目を付けられた経緯もある。今は、その知見を活かし、“ホワイトハッカー”として企業システムのセキュリティ向上に熱心に取り組む第一人者。
オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ3

2014年09月01日

運用高度化に欠かせない「自己責任」と「イニシアティブ」

ITのポテンシャルを阻害するのが、他人に任せきりの態度、あるいは事なかれ主義。当事者意識を持って自己責任で臨む姿勢なくして競争力は発揮できない。それがあれば、おのずと旧態依然としたシステムマネジメントにも改革の目が向くはずだ。

  前回、戦略的なシステムマネジメントへ転換することの重要性について述べました。理想像に少しでも近づくために、ユーザー企業にどんな姿勢が望まれるかを考えてみたいと思います。

  日本企業にとって根深い問題を整理する上で、セキュリティ対策や内部統制への取り組みを振り返ってみましょう。私は常々、欧米の企業に比べ、日本企業にはどうしても問題認識の甘さがあると感じていました。その最たるものが、米国の本家SOX法と日本版SOX法への対応の違いです。日本版SOX法の 適用が始まった2009年当時、確かに日本企業の間でも「内部統制をしっかりやらねば」という意識が高まり、急ピッチでシステムが作られました。

  当然のことながら、内部統制を支えるシステムは、単に作るだけでは意味がありません。業務の変化に合わせてIT全般統制も追随させ、改善し、定着を図っていかなければならないのです。にも関わらず、日本企業の多くはシステムを作ったことで満足、あるいは疲弊してしまったのか、肝心な運用がおざなりになったケースが珍しくありません。

  セキュリティ対策もしかり。日本でも個人情報漏えいなどの事件が発覚すると大騒ぎになりますが、“喉元過ぎれば”あたかも忘れてしまったかのように手足が止まり黙ってしまいます。付け焼き刃的な対策が中途半端にとられ、結果、全体最適が図られぬまま安全とは言い難いシステムをそのまま運用し続けることが茶飯事です。

  こうした状況を見る限り、日本のユーザー企業は“ITの手綱さばき”ができていないと痛感してしまいます。別の言い方をすれば他人任せが過ぎると。がっちり食い込んでくれているITベンダーやSierに任せておけば、それなりのシステムを構築・運用できたという事業構造や歴史がそうさせたのかもしれませんが、今はそれは許されません。

  経営環境はどんどん変わっている。テクノロジーの進化も目覚ましい。ITでビジネスを変えていく醍醐味に溢れる時代なのです。そこで必要となるのは、コンピュータを利用する立場としてユーザー自身が戦略的な考え方を持ち、主導権を握ること。自己責任でイニシアティブをとり、自らが変わっていこうとする姿勢です。

  グローバル市場で戦う企業はすでにそれを実践しています。CIO(最高経営責任者)のリーダーシップの下でこれからのビジネスを支えるITをデザインし、運用業務も含めて、何が最適解なのかが活発に議論しています。1人ひとりは自らがキャリアアップしていくステップを考えており、おのずと改革に対する意識が生まれてきています。日本企業が、いつまでも事なかれ主義でいては、水をあけられるばかりと危惧します。

ユーザーの立場で運営する「コンピュータ運用を考える会」

  どうすれば、ユーザーの問題意識を起点とした改革やコンピュータ活用が進むのだろうか。これは、私がITに関わる仕事を始めてからずっと課題としていることでもあります。そこで微力ながら始めたのが、ユーザー同士の悩みやアイデアを共有し、喧々諤々と議論する場を創ることです。具体的には、1987年にブロードという会社を設立して2年ほど経った頃でしょうか、「コンピュータ運用を考える会」を立ち上げたのです。

  本会は、様々な業界でコンピュータ運用に携わっているユーザー企業の相互交流を通じて、それぞれが現在利用しているハードウェアやソフトウェアツールにこだわることなく、コンピュータ運用のあり方を第三者的な立場で検討していく場となるものです。最新技術に関する情報収集や先進事例、現状の問題点をケーススタディとすることにより、現実のコンピュータ運用環境の改善や高度化に貢献することを目指しています。

  どの企業にしても、やるべき案件は山積しています。より戦略的領域に踏み込んでいくには、今あるシステムの運用をどうやって高度化していくかが必然的テーマの1つ。ある人が「当社はこんな課題を抱えている。今はこんな対処をしているけれど他に妙案はないものか」と持ちかけると、「実はうちも同じ悩みを抱えている。この要件を満たすソリューションがあれば試したいんだが…」と別のメンバーが応える。こうした、企業の枠を越えた本音ベースの議論って、とても大切だと思います。当社としても、そこであらためて明確になる企業ニーズに照らして、その解決に相応しい製品を探すのに大いに役立っています。

  進化続けるITがビジネスに革新をもたらす存在であることは間違いないでしょう。ただし、道具はその使い方こそが大事です。日頃の手入れを怠らず、いざという時に最大の力を発揮できるようなものでなければなりません。その日頃の手入れこそ、システムマネジメントの高度化。そこに寄与するソリュー ションを提供することを当社の最大のミッションとして、今後も尽力していきます。

著者プロフィール
株式会社ブロード 代表取締役 姫野惠悟氏

1949年富山県生まれ。慶応義塾大学工学部管理工学科卒業後、IT商社に14年間勤める。1987年に株式会社ブロードを設立。ユーザーサイドに立った「コンピュータ運用を考える会」を東京・大阪で立ち上げ、事務局として活動。セキュリティと運用は表裏一体との信念の下、ソフトウェアを提供している。
オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ2

2014年08月29日

守りの意識から脱却し、戦略的なシステムマネジメントへの転換を

最新ITにキャッチアップし活用することが競争力の源泉になると思い込みがちだが、もっと重要なのは「運用業務」を見直すこと。属人的スキルが今なお横行する業務にメスを入れ、戦略的に手を打っていく道筋をつけることが先決だ。

  企業や社会を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、ビジネスとITの距離感がぐっと近づいています。いや、まさに一体化していると言ってもよいでしょう。情報システムが果たす役割は日増しに大きくなり、企業にとって欠くことのできない戦略的な色彩を強めているのは周知の通りです。

  クラウド、モバイル、ビッグデータ、ソーシャル…。こうしたキーワードを持ち出すまでもなく、人、モノ、金などの動きを示す情報がどんどん“デジタル化”されており、これらを巧みに利活用する知恵が競われています。

  一方、デジタル化の加速が企業にとってのリスクを増大させていることも忘れてはなりません。知っての通りサイバー攻撃の手口は巧妙さを増すばかり。油断しているうちに、価値ある情報がごそっと持ち出されるなどという危険性と常に背中合わせにあるわけです。

  最新ITで情報武装することが競争優位につながる。これを否定しようとは思いませんが、自らの足下を見つめ直すこと、つまり、脅威などへの備えをしっかりと固めることを忘れては、せっかくの強みが瓦解することにつながってしまいます。「そんなの分かっているよ」という声が聞こえてきそうですが はたして、それが常に強く意識され、揺るぎなく措置が講じられているでしょうか。私はいささか疑問を感じてしまいます。

  できあがったシステムにおいて、安定的に、かつリスクを排除して動かし続けることは、日々の「運用」業務でカバーされるわけですが、ここが旧態依然としていたり、属人的なスキルでまかなわれたりと、なかなか進歩していないように思うのです。OA(オフィスオートメーション)という言葉を持ち出すと古くも聞こえてしまいますが、いわゆる業務の自動化・合理化のアプローチが今なお進んでいない。昨今の技術進歩をもってすれば、もっとインテリジェントに業務をこなせることを知りつつ、メスが入っていないのです。

  企業のIT投資の中で最も大きな割合を占めているのが運用です。中には8割という指摘もあるぐらいです。どの企業にしたって、予算も人的リソースも限られています。だとしたら、運用業務を徹底的に効率化して、それで浮いた分を戦略的な領域に振り向けていかなければなりません。つまり、システムマネジメントを戦略的に考えることは待ったなし。ITで競争力を育もうと考えるなら、何にも増して運用を高度化させることが先決なのです。

  まずは、現状で人手に頼っているオペレーションをできる限り自動化していく必要があります。コスト削減の観点だけでなく、人を介したオペレーショ ンには、常に情報漏えいや改ざんのリスクが伴うことを強く意識すべきです。つまり、セキュリティ強化やコンプライアンス対応の観点から、コンピュータ運用の自動化は急務なのです。

旧態依然とした運用を根本から見直す

  とはいえ、ここでは万能の方法論やシナリオがあるわけではなく、言葉ほど簡単なことではありません。現状を見ると、コンピュータ運用のあり方を変えることに、企業自身が慎重になっているケースも散見されます。例えば金融機関などでは、開発したシステムに対して仮に5年間の運用期間を設定したなら、その間は大幅な改修や新規開発を凍結するといった計画至上主義が、いまだに根強く残っています。さらには、運用管理の担当者からも、「コンピュータ運用を改善して効率化してしまうと、自分たちの仕事がなくなってしまうのではないか」といった声を聞くことすらあります。

  これに対して、グローバル市場での競争相手となる海外企業のIT部門は、もっとダイナミックな動きを見せています。過去からの習慣だとか、組織的なしがらみなんかは関係ありません。常にどうやったら自分たちの負荷が減り、システムを確実かつ安全に動かせるかといった視点で意欲的に情報を集めます。 それで目にかなうプロダクトを見つければ、すぐに試験導入などのアクションを起こす。それが生み出す競争力の違いは決して小さくないと思うのです。

  日本のユーザー企業も「運用=保守的な作業」という意識から脱却し、「自社の競争力を高める戦略的な取り組み」へと、いち早く舵を切らなければなりません。私がブロードという会社を立ち上げるきっかけとなった一番の問題意識もここにあります。
コンピュータに企業が振り回されることなく自ら主導権をもってコントロールし、それを企業の強みに変えていくことに寄与したい。そこに何が必要となるのかを見極めて、ニーズを満たすソリューションを世界中から見つけてきたり、時には自社でポートフォリオを補完したりすることが当社の事業の柱です。戦略的システムマネジメント、その具現化こそが日本企業の成長を根本から支えると確信しています。

著者プロフィール
株式会社ブロード 代表取締役 姫野惠悟氏

1949年富山県生まれ。慶応義塾大学工学部管理工学科卒業後、IT商社に14年間勤める。1987年に株式会社ブロードを設立。ユーザーサイドに立った「コンピュータ運用を考える会」を東京・大阪で立ち上げ、事務局として活動。セキュリティと運用は表裏一体との信念の下、ソフトウェアを提供している。

オワリ

 

ブロードの仕事について/セキュリティシリーズ1

2014年08月26日

昔から、ブロードは何で食べてるの?と人から聞かれることが多く、「霞では無く、又スプーンやフォークよりはお箸で食べてます」とJokeで答えることが多かったのです。
確かにITもわかりにくいのですが、特に運用の世界はさらにわかりにくいと言えます。
自分たちの言語(専門用語)ばかり話すようになってしまってるのに気がつきましたが、なかなかそれから脱却できなくて、今回引越しを期に「ITリーダーズ社」に頼んで資料や文章を一般の人にわかりやすくしてもらう事にしました。
特にブロードの柱であるセキュリティに関しては時期的にも旬であると思うので、その文章を連載して見る事にします。
これで、少しはブロードの仕事の中身がお分かりになられれば幸いです。
(セキュリティでよく言われる特権とログと監査についてご理解いただけると思います)

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特権ID管理と脆弱性診断、企業システムを脅威から守る基本は“2軸”の備え

巧妙化するサイバー攻撃の手口。サーバー群を脅威から守る基本は、特権ID管理などに代表される「予防的統制」と、脆弱性を洗い出して対処する「発見的統制」の2つを実直にこなすことだという。システム運用高度化を標榜しセキュリティ関連製品を展開する株式会社ブロード。同社の製品ポートフォリオを題材に、ユーザーが念頭におくべきことを整理する。

   ビジネスの成長エンジンとしてITの本領を発揮させるためには、何にも増してシステムマネジメントの高度化が欠かせない。強い信念の下、IT資産管理や情報セキュリティなどの分野に軸足を置いて事業展開しているのが株式会社ブロード(東京都千代田区)だ。設立は1987年。以来、四半世紀以上にわたって、国内企業の旧態依然としたシステム運用体制に警鐘を鳴らし続けている。

   「ユーザー企業の実務担当者が何に困っているかを知り、その解決の一助になりたい」とする姫野惠悟・代表取締役社長は、その具現化に向けて「コンピュータ運用を考える会」を1991年から企画・運営してきた。大手ユーザー企業や情報サービス企業を中心に会員を募り、システム運用に関わる課題やある べき姿を、本音ベースで議論する場である。この活動を通して顕在化してきたニーズに応えるソリューションを姫野社長自身が国内外から探し出し、それが、同社が販売・サポートする製品ポートフォリオへとつながっている。

   中核の1つとなるのが、サーバーを脅威から守るための製品群だ。大規模な情報漏洩につながる標的型サイバー攻撃が年に何度もメディアを賑わすように、昨今は第三者によるアタックの手口がどんどん巧妙化している。ルパン三世さながらに狙った宝物は必ず盗み出す、ユーザーの立場からすれば狙われたが最後、覚悟を決めるしかない、かのようにも語られている。

   しかし、多くの事件の実態をつぶさに見ると、「ユーザーの脇が甘いことに起因するものが少なくない」と同社執行役員・山岸雄一郎氏は指摘する。既知の脆弱性に対して手が打たれていない“抜け穴”からマルウェアを仕込まれる。それを足がかりに、管理が行き届いていない、サーバー機能のすべてを制御できる“特権ID”とそのパスワードが盗まれる。こうした例などは、典型的だという。

   裏を返せば、明るみになった脆弱性に即座に対処し、厳格な特権IDの管理を実践しておくことで「被害は未然に食い止められる」(山岸氏)ということだ。にもかかわらず、これらに対する組織的、計画的な取り組みは決して多くはない。OSやミドルウェアなどに対するパッチ当ては場当たり的。必要以上の管理者権限を発行する一方で利用実態を把握していない。運用の一環として行われるこれら業務で“人任せ”が横行し、結果、ミスや漏れが発生して、いつ緊急事態に発展してもいたしかたない状況を生んでいるのだ。

   「サーバーのセキュリティに関わる運用業務にこそ、ITのポテンシャルを最大限に活かすべき」(姫野社長)。管理の一元化、可視化、自動化などの徹底を図ることで、リスク排除のみならず、作業負荷の軽減やコスト削減を見込むことができる。

   これまで言及してきた背景の下、サーバーを脅威から守るための同社のソリューションは、大きく2つの性格を持つ製品で構成されている。それは、「予防的統制」を図る製品と、「発見的統制」を図る製品である(図)。

   予防的統制は、サーバーにアクセスするユーザーに対して、必要最小限の権限しか与えないことを徹底する。限定的な低い権限だけを持たせることを基本とし、作業ニーズに応じて必要な権限を都度付与するわけだ。同時に、その人が「何をやったか」を記録するといったことも担う。所定のポリシーに則ったパスワードの自動変更などにも対処する。一般的な機能名で記すなら特権ID管理、アクセス管理、ログ管理といったものを網羅している。

   この領域でブロードは「パワーセキュリティ」というブランド名称で製品を展開する。企業ITセキュリティの分野で地歩を築く米Beyond Trust社のソフトウェア製品「Power Broker」シリーズを中心に据えながらも、日本企業特有のニーズに応える機能を独自に補完し、スイート製品に仕上げている。ユーザーの目的に合わせて、必要なソフトやオプションを組み合わせることが可能だ。

   もう1つの「発見的統制」は、自社システム内に潜在する脆弱性を洗い出し、パッチ当てなどの対処を手間をかけず速やかに実施したり、リスクの高さと照らして何を優先して対処すべきかを見える化したりする役割を果たす。OSやミドルウェアなどの不備に逐一個別に対応するのではなく、すべてを統合して一元的に臨む仕組みを整える。ジャンルとしては、脆弱性スキャナと呼ばれるタイプのものだ。

   ブロードが提供するのは、前出Beyond Trust社の「Beyond Insight」シリーズである。Beyond Trust社は、特権IT管理「PowerBroker」と脆弱性スキャナ「Retina CS」を統合し、2014年春に「Beyond Insight」というスィート製品を前面に出すようになった経緯がある。ブロードが発見的統制の製品として位置づけるのは、実質的にはRetina。こちらも顧客ニーズに応じて、様々な機能を取捨選択して、社内システムに適用することができる。

   以上、サーバーを脅威から守るためにブロードが注力するソリューションの位置づけを概観した。製品個別の機能詳細については、別稿に譲るので、そちらを参照されたい(注:今後、当サイトに順次公開予定です)。

本稿はIT Leaders マイクロサイから転載しています。
 http://it.impressbm.co.jp/articles/-/11177

オワリ

 

4400CCから650CCへ

2014年08月06日

昨日「モモとりんご」の為に買ったスズキの「スペーシア CUSTOM」が納車されました。
乗り心地はゴルフカートにライトとクーラーをつけた感じで、シンプルでとても運転しやすいです。

 

娘の為に思いっきり「スローライフ」にしてレクターの応援に行きたいと思ってます。

 

8月に入ると朝4時頃はまだ真暗で、4時15分頃にやっと薄明るくなった頃家を出てます。
いつも3時半頃には姫野の足をなめたり、顔の上に乗っかったりして早く散歩に行こうとりんごとモモに起こされます。
毎朝40~50分程散歩して次の行動に移ります。
のんびりの散歩でも熱帯夜が続いているとシャツが汗でびっしょりになります。

モモは一度もレクターに会ったことがなくて(無論馬も初めて)、今回8月5日で満1歳の誕生日を過ぎたので、6日にレクターに会わせる事にした。
りんごも久しぶりなので娘の反応が楽しみです。(残念ながらりんごはレクターに反応しませんでした)
レクターは競技会で犬を見ては興味津々で側に行きたがるのですが、犬が驚いて逃げてしまいます。
さて、どんな反応だったでしょうか?
モモは初めての馬を見てずっと怖くて吠えっ放しでした。
又、初代のモモと同じように車の中で(往復とも)「ゲー」をして姫野を困らせました。
しばらく車に慣らす練習が必要のようです。

 

8月5日はモモの1歳の誕生日で姫野家では娘の誕生日に夕食後カステラを振舞ってます。
りんごはほとんど一口で食べてしまい「あれもう無いの」と言う顔をしてます。

 

オワリ

 

大脱走

2014年07月16日

予定通り静岡県ホースライディングセンターに7月3日(木)~7月6日(日)までレクターの障害の試合に行ってきました。
台風8号が日本に接近していて所により大変な雨になったようですが、またしても「天は我を見捨てず」で3日(木)のフレンドシップ(テストトライアル)で少し雨に合っただけで本番の4日(金)はものすごい晴天に恵まれ、グアムより激しく日焼けをしてしまいました。

 

今回はレクターのポイントを稼ぐのが目的で(ポイントが足りないと北海道の全日本の試合に出れないのです)、とにかく騎手は慎重に減点0を目指して頑張ってくれたのですが、何とか2日間で目的を達成しました。(70頭中8位と11位でした)
乗り手は姫野と、上司の中野さんの2人から、かなりのプレッシャーをかけられてとても大変だったようです。

 

 

レクターは地面に生えている草を食べたがって、草の生えている方へひっぱって困るのですが、競技会場はかなり広くて緑が一面に広がっている所が多くあって、引き馬(馬の散歩)の時に何度かノンビリ草を食べさせてやってました。
厩舎の入り口を閉めると、今回はかなり暑かったので、入り口にロープを張って逃げないようにしてたのですが、何と気がついたらレクターの尻尾が目の前にあり、慌てて手で掴んだのですがあっという間に緑豊かな所へ走り去ってしまった。
飛んだり跳ねたり、まるで空を飛んで大騒ぎになりました。
一時試合も中断されて20人程で取り囲んで、最後に姫野が無口を頭に通して事無きを得ました。
わずか10分程でしたが、何のお咎めも無く、レクターに怪我も無く助かりましたが、これでレクターも一躍有名になってしまいました。

静岡ホースライディングセンターにはいくつかのお店があるのですが、その中のご夫婦で「太陽のカレー」をやってらっしゃる御主人が、わざわざレクターを引き馬している際に、「随分たくさんの馬を見ているけどこれ程いい顔した馬は見た事が無い」と言いに来られて大変恐縮してしまった。
でも夜は元青春組(50代、60代)3人と気持ち良く大宴会が出来て、本当に嬉しかった。

 

是非皆さんお越しになったら「太陽のカレー」をお食べ下さい。
とても美味しいらしいです。(姫野はまだ食べていません)
次の乗り手はまだ決まって無いのですが、9月の北海道へはレクターの旅費だけで50万程かかるので、是非レクターが楽しんでくれれば良いと思うのです。
1回目の最後の障害は誰もが落ちたと思っていたのですが、レクターは前脚でバーを押さえて事なきを得たのでした。
レクターも姫野と同様「天はレクターを見放さず」なのでしょう。

 

以上

 

天は我を見放さず

2014年07月09日

昨日7月6日(日)に大学の友人達と富士山の麓の篭坂でゴルフをしてきました。
毎年7月上旬にやっていて、毎回天気に恵まれていたのですが、さすがに今回は雨だと覚悟を決めて準備していたのですが、前日までの大雨から一転、朝から世界遺産に登録された雄大な富士山を拝むことが出来ました。

本当に我ながら屋外で何かする時は天気についているなとつくづく思って、思わず「天は我を見放さず」と心の中で叫んでおりました。
又、友人が送迎してくれたので、思い切りお昼にダブルのウィスキーのロックを2杯楽しむことが出来た。
富士山麓のウィスキーでロックグラスになみなみ入ってるのが呑んべいには特にうれしい。
近頃、お昼はつまみをいくつか取るだけにしているので(一応炭水化物ダイエットを続けるつもりなのです)後半ハーフはかなりアルコールの勢いが残っていて、普通はスコアが悪くなるはずなのですが、今回も前半48、後半42の合計90でした。
何となくプロゴルファーにアル中が多いのもうなずけるような気がします。(ローラボーやジョン・ディリー、etc.)
どうも気が小さいせいか会社関係のゴルフや合わないキャディがいるゴルフより、キャディ無しで友人と気兼ねなく会話を楽しめるセルフのゴルフが楽しいですね。(誰もが、いつも姫野は言いたい放題だと思っていると思いますが)
又、グアムでプロに言われたことが実行できたようで、これも大変嬉しかった。

残念ながら8月23日(土)の運用会ゴルフまで予定が無いのが寂しい限りですが、今週水曜日からレクターの御殿場の試合に同行し、それの結果次第で9月には札幌のノーザムファームでの全日本障害大会に出ることになりそうです。

1週間曜日も忘れるくらいに忙しくて楽しい生活を過ごしてます。
天が我を見捨てるまでの時間はどれくらいかわかりませんが、とにかく楽しく精一杯生き抜きたいと考えおります。
人生の結末は必ず来るのですが今の心を充実させることが全てだと、公私共によき日を重ねて生きたいと考えております。

以上
追) 前の事務所から出ることが決まった時も「多分5000万円程の費用が発生するけど、さてどうしよう」と考えていたらブロードから独立した会社が上場して何とか借金しないで処理できたのです。
この時も「天は我を見放さず」と心の中で思いっきり叫びました。
オワリ

 

定例の海外出張に行ってきました-その3

2014年07月07日

すべての予定が終わり、今頃一つ前の飛行機でロスについているはずだったのですが空席待ちが遅く、予定の飛行機に乗るため空港待ちとなっているのですがその飛行機も大幅に遅れとなりロスのホテルには10時過ぎに着きそうで、夕食がなくなりそうな気配です。
お昼は訪問先の社内弁当(週一回はバスを呼び社員に好きなものを食べさせるのだそうです)ローストチキン入りのSummer Saladを食べたのですがとても美味しく完食してまだ満腹です。
今夜は一人、ホテルでCoppolaの白のシャルドネで無事終了の乾杯をすることにしました。

 

SouthWestと言うとビジネス書のモデルとして載っているので皆様もご存知と思いますが、飛行機が着いてから、次の目的地へ15分(実際は30分のようでした)で飛び立てる準備を完了させるので、CAやパイロットが機内の掃除をするのです。
顧客には事前に席を決めるのではなく、早くインターネットで申し込んだ順でA-XX、B-XX、C-XXの用紙が出てきて搭乗するときもゲートにこのNOの順に並ぶのです。
本当に良く考えられています。
業界NO1の利益はこのような努力で生み出されているのです。
ゲートの入り口にテレビがあり、その後ろに5本の柱があり、5人ずつチケットのNO通りに並ぶのです。
殆ど人手をかけず、しかも整然と進行していくのです。

 

 

うわさには聞いていましたが初めて乗ってよくわかりました。
色も独特の目立つ色です。

イエローキャブがトヨタのハイブリットカーにどんどん変わっていて、とても驚いたが運転手は20km/L走るので変えられないと言っていた。
あの大きなイエローキャブのイメージからは程遠いのがとても残念ですが、そう思う人がどんどんいなくなっているのも確かなのです。
又、アメリカの象徴と思っていた曲がった電柱が今のアメリカは殆ど無くなり、地下の送電線になっているのです。 これも残念な景色となりました。
いつも飛行機に乗ると食事の後すぐ眠るのですが、近頃日本でテレビや映画を殆ど見なくなったせいで千歳一隅のチャンスとばかり飛行機のテレビを早送りでどんどん観てます。

日本語の映画はどんどん少なくなってきているようですが、今回たまたま日本の映画の「銀の匙」を全部観て大変面白かった。 人気の漫画がベースらしいのですが私が動物好きということもあって久しぶりに楽しかったです。
近頃ガサガサやキャピキャピやハードの作品は好まなくなって来た。
ごく自然なものが見やすくなってきた。
年のせいかとも思うのですが、極自然体で生きることの大切さがようやくわかってきたのだと思うのです。
仕事もプライベートもそうありたいと強く思うのでした。

 

オワリ

 

定例の海外出張に行ってきました-その2

2014年07月04日

昨夜(24日(火))は隣の部屋の男3人程が朝方まで大騒ぎでドタバタして3時半頃に目が覚めた。
又、日本から4日も遅れてメールが朝3時半頃着信していて携帯メールはビジネスでは使えないのが良くわかった。
メールが着信すると有色に変わるので自動的に体が反応してしまうらしいが、どうせ4時半には起床の予定だったので朝をノンビリ過ごす事にした。
5時半にはチェックアウトして、初めてのサウスウェスト航空に乗ってフェニックスに行くのですが、すべてがスムーズで6時過ぎにはゲートにたどり着いた。
7時まで時間があり、今メモを取って書いている訳です。
Vanguard社のオーナーから大きな黒いカーボーイハットをもらったので、これからずっと被っていかねばなりません。
少し大きすぎるのですが有名なメーカーのようです。
毎回帽子はアメリカで買っているので、すでに10個程になってしまった。
次のメモは初めてのフェニックスからとなりますが、ラスベガスは今週最高気温110°Fの予測が出ていました。
今年は暑さの当たり年で(グアムでも)かなり体力(?)がついて日本の夏は楽に越せそうです。
ダイヤモンドバックスとインディアンズの試合をホームベースすぐ近くの前列3番目で見ることが出来た。
MLBの最高の魅力はキャチャーミットの音やバットの音がとても良く聞こえることです。
何とダイヤモンドバックスのCEOのMr.Derickも挨拶に来てくれて記念のサイン入りボールまで頂戴した。

 
 

ハイヤーで送り迎えしてくれて久しぶりに野球を堪能することが出来た。
フェニックスは1泊で明日の朝早く発たないといけないのが残念ですが、季節を選んでサボテンに囲まれた有名なゴルフ場でノンビリ楽しみたいと思いました。
フェニックスはUSAで5番目の都市ですがとても広く落ち着いた感じがしました。
(フェニックスは1990年に122°Fの記録を持っているそうです)

今、27日(金)でロスのサウスウエスト航空の3番ゲートで書いています。
朝7時半のフライトだったのですが1時間遅れの8時半となり時間が出来たので書いています。
サンフランシスコのアポイントは10時ですが間に合いそうもありません。
今はやりのビッグデータ処理のパッケージで今までのオンプロミス(自社導入)で無く、完全なクラウド型サービスで、かなり発想が違う為楽しみにしているのですが、今回もあまりの過密スケジュールでなかなか思うように行きません。
昨日(26日(木))フェニックスを7時半に出て、ロスのホテルにチェックインしてレンタカーで南に120キロ程移動して13時に昼食ミーティング、15時に終わって北に160キロ程移動して17:30から夕食ミーティングだったのですが、まったくと言うほど休み時間はありませんでした。
21時半頃にはホテルに着くはずだったのですが、高速の出口を間違え30分も空港近くを回って23時半頃就寝し、今朝4時に起きて空港に来たのです。
今日(27日(金))が終われば明日は夕食ミーティングで終わりなので午後「レクター」のお土産をゆっくり買いに行こうと思ってます。
すでに昨夜通りがかったお店で「モモとりんご」のお土産は買ったのです。

いつも思うのですが、命(?)を懸けて海外に来て、いろんな人に会う楽しみはお金に代えられません。
よく言う「フェイス・ツー・フェイス」は当たり前なのですが、日本人は近頃忘れかけているのではと思ってます。
電話やメールで仕事や人間関係が維持できるのなら人間としての楽しみを放棄するに等しいと考えてます。
そんな当たり前の事を確認させてくれた良い出張でした。

 
 

オワリ

 

定例の海外出張に行ってきました

2014年07月03日

6月21日(土)から7月1日(月)までホストのセキュリティでNO1のVanguard社の代理店会議とコンファレンスに出席してきました。
代理店になって15年程ですが、ぎっくり腰で1回欠席しただけで毎回出席しています。
オーナーのロン氏は交通事故にあって以来一線から身を引きCOOのSteven氏が全権を掌握してとてもうまくいってます。
能力のある良い人は殆ど変わらず10~20年勤めている人が多くいます。
現在売り上げ25億円ぐらいですが、粗利50%を超える超優良企業です。
しかし、とにかく兼務の人が多く、極限まで無駄を省いて、この世界にしっかり根を下ろしてます。
ブロードより1年先輩で社歴28年目に入っています。
キーマンが殆ど残っている会社はアメリカでは本当に珍しいと思います。

ラスベガスに本社があり(税金対策のようですが)、ここ3年はラスベガスの「HARRA‘S」と言う古いホテルでカンファレンスを行い、500人ほどが集まってます。
ラスベガスは何と2週間以上も100°F(38℃)を超えているそうで、暑い日は110°F(42℃)となって外へ出るのも嫌になります。

4日間はラスベガスで缶詰ですが、苦手の英語と技術的、専門性の為、我慢我慢の日々なのです。
多分こんな事を言っているのだろうと思ってごまかしているのですが、特に技術的な話になると眠たくてコーヒーを飲んだりガムを噛んだりしているのですが、近頃は他の人に任せてあきらめて欠席することも多くなってきました。

 
 

水曜日からはラスベガス→フェニックス、木曜日はフェニックス→ロス、金曜日はサンフランシスコ往復で土曜日は久しぶりにロスの代理人と夕食を共にします。

今回は朝6時半起床で7:30からの朝食・ミーティングからスタートとなるのですが、まったく時差が無く朝起きるのもりんごに起こされないせいか(いつも4時には顔に乗って起こすのです)ギリギリまで眠ってます。
夜は毎日会食で12時頃には眠ってます。
久しぶりにこんなに眠ってよいのかと思うほど眠ってます。
明日は4時半に起き、5時半にチェックアウト、7時半のサウスウェストでフェニックスに向かいます。
今日(6/23(火))は7時半の朝食と全体ミーティング(ビデオ)を出た後、他のセッションを欠席してホテルの部屋で早めに荷物の整理をした。
その後久しぶりにIBMシステムマガジンを読んだ。
IBMシリーズをクラウドで使う特集をしていた。
昔はこの手の雑誌に載っている広告を見たりしてコンタクトして、日本に持って来れないかやった事を20数年ぶりに思い出した。
zOSにIBMが変わっても昔からのコスト削減とパフォーマンス向上はコンピュータの永遠のテーマのようです。

又、初めて日本のサッカーの試合を全部見ました。
残念ながら1-4で負けましたが、その試合も足で蹴ったり、肘や手で相手を突き飛ばすシーンを見せられて、これがサッカーだとすると、昔から言ってますが日本人には向かないスポーツだと思うのです。
日本人の正々堂々・清廉潔白の精神には程遠いと思い、ますますサッカーを見る気がしなくなって来てます。
同じ時期をウィンブルドンテニスをやってますが、やはりゴルフや野球のほうが私には向いているようです。

 
 

続く

 

新しい姫路城を見てきました

2014年06月20日

つい最近新しい姿を現した姫路城を見たくて岡山へ仕事に行く前に姫路で途中下車してみてきました。
みゆき通りを北に歩くとイノシシを飾ってある薬屋やくたびれた犬を出しているレコード屋、その奥に懐かしい交番が有りました。

   
 

その奥に新しい姫路城が堂々と座ってました。

   
 

又、新幹線のホームにも案内があり、よく見えたのです。

  

 

追) 今回の海外出張は結局ハードスケジュールとなってしまい
ラスベガス→フェニックス→ロス→サンフランシスコ→ロスを8日間で移動することになりました。
懐かしい人や初しい会社も訪問する為タイトになってしまったのです。
7月はじめには改めてホームページアップをさせていただきます。
オワリ

 

モモ&りんご専用車

2014年06月18日

馬術の全日本の障害のNHKの解説などで有名な中野さんは、オリンピック4回も出場なさっている方で、現在クレインの関東地区の代表もなさっている。
東京クレインにも時々馬に乗られてチェックなさっているのをお見受けするのですが、最近お話をする機会があって13歳になったレクターを今後どのようにするかアドバイスを頂いた。
レクターの父親としては、何とかここ2~3年のうちに何がしかの大きな成果や想い出を持たせてやりたいと考えているのです。
レクターに何がよいのか自分はわからないのですが、時間が無駄に過ぎれば青春(13~15歳)を棒に振ってしまうと思うのです。
少々お金がかかってもレクターの一生の生き様を決める大切な時期なのです。

いよいよ8月5日でモモも一年経つので、モモ&りんごと一緒にレクターを応援したいと思い、友人が軽4RVで全国の温泉をご夫婦で回っていると聞いて、是非モモ&りんごの専用車を用意して3人で応援に行く事を考え付いたのです。
今年の全日本の障害は珍しく北海道のノーザンファームで行われるらしく、3日程かけて車でレクターを運ぶ事になると言うので、あまりに可哀相なのでレベルを落として富士御殿場に行かせることになりました。
まだ乗り手も決まってないのですが、今後を考えて専用車の「モモ&りんご号」を早めに手当てしたいと7月5日(土)に見学会に行くことにしました。(友人の紹介)

だんだんレクター・モモ・りんごの4人の楽しい生活に向けて準備が進んでいくようです。

以上

   

追) 姫野の急ごしらえのドックランをプロの庭師に作り変えてもらいました。
庭の景観を考え木製の特注となり、出入り口も3ヶ所作ってもらいました。
りんごは大変お気に入りで、モモを突き飛ばしては全速力で駆け回っています。

     

  ブロードもいよいよ6/21日から新しい28期目に入ります。
奇しくも21日から定例の海外出張でラスベガスに行ってきます。
又、新しい出会いや縁が生まれれば良いと思ってます。
オワリ

 

ゴルフを5日間やってきました。その余話-2

2014年06月04日

◎その6-社員の融和
後から社員に聞いたのですが、直前にはかなり、社員同士で情報交換(グアムの観光etc)をして盛り上がったのだそうです。
特にA君は得意な英語を駆使して皆さんの案内をして喜ばれたようです。
今まで仕事上の付き合いしかなかったのに家族も入れて話をするようになったのが今までに無い良かった事と思いました。
「社員は家族」を地でいってました。

◎その7-社員の奥様が「姫野」ファンに
今回御夫婦や家族と一緒の参加が多かったのですが、9時過ぎの「姫野バー」にお越しの奥様が、ご主人は殆ど飲まれないのにレミー・マルタンを見つけて、すっかり気に入られて召し上がられた。
日本に帰ってから奥様から「メールでなく直接姫野さんにお礼申し上げるように」と言われて、朝一番に御主人が姫野の席まで来られ「家(ウチ)のは姫野さんのファンになった」とお愛想を言われた。
とてもびっくりしたが「次回もレミー・マルタンを用意しておきます、と伝えてください」と言えた。

◎その8-日本の暑さなんて
日本は5月末から6月上旬は30度を越える暑さになり、普通なら相当へたるのですが、何せグアムで鍛えられたせいで、あまり気にならなくなった。
紫外線もグアムは日本の6倍であるので日に焼けて水ぶくれが出来たが、日本の紫外線は帽子で充分カバーできると思えた。

◎その9-リンゴがおカンムリ
10日程家を空けたので、リンゴとモモの健康状態が心配だったのですが、リンゴがおカンムリで「狼女」のように歯を剥き出し、食事もあまり食べなくなっていたようですが、一夜姫野のベッドで眠て朝4:30から30分散歩に連れて行ってかなり気分が落ち着いたようで、いつもの姉妹に戻ってきた。
いつも姫野が出張中に娘達に何かあるので6月のアメリカ出張が少し心配です。

◎その10-ゴルフに渇を
5日間のゴルフは身体全体から出る汗との闘いで、特に顔から汗が吹き出てグリーン上でなかなかパットが出来ないほどでした。
顔をタオルで拭いてもパットを構えて下を見ると汗が目に入ってきて、又拭くこともしばしばでした。
特に4日目は足の豆もひどく、歩くのがやっとで、しかもプロと一緒に回ったので肩に力が入り、ますます結果が良くなかった。
こんなはずでは無かったのに散々な結果で途中プロも見かねたようで、いくつかアドバイスを頂き、その時はリズムが合わなかったが、思い当たるところも多く、日本に戻ってから慌ててゴルフ練習場へ2度も行ってかなり納得がいった。
ゴルフ練習場の女性が「姫野さん久しぶりですね(2年?)又、おいでください」と声をかけてくれた。
以前数年間ゴルフレッスンを受けていたので知っている人も多くいた。
次回は7月6日(日)ゴルフへ行くので、それがとても楽しみになってきた。
これでやっと今年8回目のゴルフとなりますが、ゴルフを始めて48年、これからも楽しいゴルフを続けたいと思います。

オワリ

 

ゴルフを5日間やってきました。その余話-1

2014年05月29日

◎その1-思いつかない
今回グアム旅行(研修旅行)は、「2000年桜を見る会」から7年程経ってましたが、それまで全員で一度に行くと思い込んでいたのです。
確かにサポートの人々は全員で行く事が難しく、計画しても誰かが犠牲となり残る事になる為、サポート全員が辞退すると言うので中止していたのです。
それが今回2班に分け、土曜日の夜だけ全員揃って食事をする事にしたのですが、今になって何故もっと早く気が付かなかったのか、自分でも不思議でした。

       

◎その2-蚊がいない理由
レオパレスリゾートは人工の大きな池(グアムはひょっこりひょうたん島のモデルだそうです)の中にひょっこりひょうたん島を模した島があり、その周りの大きな池(湖に近い)に、ものすごく沢山の魚が住んでいて、人の声や足音だけで集まって来て1つの大きな魚を形作る様は、ものすごい迫力でした。
朝のオニギリやパンを投げてやると、大きな黒目を水面に出してじっと見ておりました。
(姫野は魚の餌をレストランでわざわざ残してテイクアウトしました)
実はこの魚たちのおかげでボーフラが沸かず、レオパレスリゾートはグアムでは珍しく、蚊がいないのだそうです。

   

 

◎その3-たくさんの姫野さん
姫野の部屋のパーティでとても面白かったのは、3歳の男の子が9時半頃家族と来て1時間ほど遊んでから帰ったのですが、部屋を出ると「姫野さんてずいぶんたくさん居るんだね」と言って大笑いをしたのです。
父親が姫野さんの部屋へ行くと言ったので、先に居た人はみんな姫野さんだと思ったようです。

   

◎その4-ゴルフはOBの山
ゴルフ場はOBは無いのですが、両サイドに熱帯のブッシュが生い茂っており、又、うまく転がるようになっておりました。又、ブッシュが崖にもなっていて、水分も多くすぐボールが土に埋まってしまうのです。
スコールの水をフェアウェイから両サイドにうまく逃すようになっているのです。
初めてのラウンドでボールが10個程無くなったのですが、それでも次のラウンドから1ラウンド3個程無くなりました。
日本では1個無くなるかどうかなのに、まったく驚きでした。 ちなみにOBやロストではなく1打付加して無くなった近くからプレイでした。

 

   

   

◎その5-人の縁
良く「縁が有る」とか「縁を大切に」とか言うのですが、本当に今回は色々な縁と奇遇に恵まれ楽しい時間を頂く事が出来ました。
公私共に楽しめる時間がとても多く「今が青春」を地で行っている感じがします。

  

以上


ゴルフを5日間やってきました

2014年05月21日

5/14日からグアムのレオパレスリゾートで社内の研修を行い、参加してきました。
5/14日から18日までの第1班と5/17日から21日までの第2班に分かれ社員・社員家族・ブロードクラブの一部の方々、総勢37名が集まりました。
年齢も75歳から1歳までと幅広く楽しい旅となりました。
グアムは初めてだったのですが、街の中はシンガポールに似ている感じがしました。
雨季と乾季の違いは1日10分程のスコールの数の違い(乾季は0~1回、雨季は5回程)くらいで年中温暖で26℃前後なのだそうです。
火山島では無く、海底が隆起した土地なので高い山も無く、雷も竜巻も無く、地震も無いのだそうです。
沖は今うなぎの繁殖地として有名になったマリアナ海溝に続いているのだそうです。
島の回りをリーフが囲っていて海岸の波はとても穏やかでした。

姫野は6日間の連続ゴルフを狙っていたのですが、あまりの紫外線(日本の6倍)の強さで腕に水泡ができ、5日間で中止しましたが、コースはかなり技術がないと難しい上級コースでした。とは言え5日間連続ゴルフの新記録は達成できました。
女性は谷越えも殆ど無くリゾートコースとして短めでしたが、平らな所が殆ど無く、あるレベルでないと楽しめないと思いました。
(1月~3月のオフシーズンは女子プロが合宿することで有名なのだそうです。)
新しい靴のせいもあり姫野は足の指先に血マメや水泡が出来て痛くて歩くのがやっとでした。
又、いかにストレッチや歩く事などで、脚を平素鍛えていないとダメか良くわかりました。
特に顔から汗が吹き出てパターも何回も仕切り直しをしました。
4日目に下条プロが宮田社長とご一緒してくださり、姫野が飛ばなくなった悩みを聞いてもらい、フォームのチェックもしてくださいました。(プロは遊びながら2アンダーでした) とにかく年2回では話にならないので何とか今年は10回は行きたいと改めて思いました。

社員のノルマは5月17日(土)の夜7時からのバーベキュー大会に参加して全員顔合わせをすることでした。
後は毎晩9時頃から遅いと1時頃まで姫野の部屋で飲み会(お茶会の人もいました)を開いたのですが、全員が家族のような親しさを覚えたのが何よりの収穫でした。
大家族の必要性を強く感じました。
時間で追われるのではなく4泊5日の時間を自分達で楽しむ事の大切さを学んでもらえれば、その後の各自の考え方や思いやりに大きな変化を与えられたのではないかと思うのです。
人の人生に口出ししたり、土足で心の中に入ったりすることはいかに恥ずべき事だといつも自分を戒めています。
このグアム海外研修旅行が社員の行動や考え方に1%でも影響することが出来たら大成功だと思っています。
次はいつになるかわかりませんが、出来れば来年も研修旅行に行きたいと強く思いました。

第1班 5/14~18日

第2班 5/17~21日

第1班と第2班 合同バーベキュー大会

 

 

 

 


オワリ


少しから口ですが

2014年05月02日

4月27日の日曜日に40数年ぶりに大学の同じ研究室の同期2人とその弟の4人で東京バーディークラブでゴルフをしました。
大学生のときに「紫あやめコース」でゴルフをやって以来の組み合わせでとても楽しい時間を持つことが出来ました。
3人が社長をやっていて、何とその弟はセコムの社長になってました。
しかも学生時代の事をしっかり覚えてました。
本人が1番スタートでハーフ1時間半で回ると宣言して7時14分にスタート、8時44分には見事に上がって来ました。
途中キャディが「姫野さん後半は前の組がいるから、ゆっくり回れますよ」と耳元で囁いてくれた。
昨年は2回しか出来ず、今年は目標30回なのにまだ2回目でしたが、だんだんリズムが良くなって来て、どうにか100を切れる程度でしたが、5月中旬のグアム8日間16ラウンドをこなせる自信が沸いて来ました。(社員旅行です。)

ずいぶん前にハワイのタートルベイで4日間8ラウンドして最後に76で回れた事を思い出しました。

何と11時半には1番風呂から上がり大宴会となり姫野は例のごとく「響」のダブルのロックを3杯注文し、自分の好きな濃さの水割りにして気持ち良く頂きました。
7時頃の予定が、2時過ぎに帰ったら、家内が「何か問題あったの」と心配しておりました。
実は今回、同期の前田(兄)が計画してくれたのですが、車が無いので困ったと思っていたら、彼が「何だそんな事か、じゃ朝5時に迎えに行く」というので運転手付きとなったのです。
彼は準大手の建設会社に居て、DMK(ドリンク、マージャン、カラオケ)、【昔のDDTにかけて姫野はGDT(ゴルフ、ドリンク、テニス)と電通の先輩から呼ばれていました】の典型的な昔のサラリーマンだったのですが、(どう見ても姫野はそうしか見えなかったのです)卒業(定年)して、別の会社に移ってから、土曜日も朝早くから出勤して「人生を2度楽しんでる変なヤツ」と思っていたのです。
こんなに変わったやつも(いい意味で)居たんだと感心してのゴルフのお誘いだったのですが、行きの車なかで姫野の会社どうなのと聞くので「2年程前に文鎮制に変えたら営業の年寄りや、前の会社から来たメンバーが大量に抜けて大変だけど、今はうまくいってるよ」と答えると、「そんなの当たり前だ。中小企業が大企業のように権限がどうだ、組織がどうだなんて言ってるとツブれるよ。とにかく鉛筆一本の決裁だって姫野自身でやらないと駄目だよ」と珍しく、厳しい口調で語ってくれた。

なかなかブロードでも人を育てるのは大変なのですが、特に「ママ事」的に営業をやっている人は姫野の「営業道=人生道」に反する為、厳しく対応している。
正に我が意を得たりで、利害関係の無い友人が本当に有難かった。
これからの自分の人生に新たな活力をくれた友に感謝感謝です。

以上
追) レクター(馬の息子です)が近頃、本当に姫野を親(召使?)と思うようで、心をオープンにするようになった。
放牧すると姫野の横で人間のように横になって休むようになりました。
時には、イビキをかく事も有ります。

 

 

今年は13歳となり一番脂の乗った時期なので何かと大きな大会で優勝させてやりたいと思っています。

オワリ

 

馬は一味を感じません

2014年03月26日

新しい事務所に移ってから1ヶ月も過ぎ、大分落ち着いてきましたが、消費税が上がる為何となくバタバタしてます。
(ブロードの決算は6月20日のため少しは楽なのですが、海外窓口のもうひとつの会社グローバル・ソフトウェア・ネットワークは3月〆なので大変なようです。)

引越しして直ぐ、たてつづけに2週間程海外担当が病気になって休職したり、女子事務員が踵を骨折したり、お子さんやご主人が骨折したり、何らかの祟りかと思ったりしたのですが、よく考えるといつも守ってくれていた琴平神社の破魔矢と熊手を家に忘れて会社に持って来てない事に気がついた。
次の日に玄関の入り口に置いたらその後祟りは無くなりました。(ホントです!!)

 

永田町の近くのお店をかなりマメに回り、登録も10件を超えました。
赤坂見附まで足を伸ばすとかなりのお店の数になりました。
でも、まだ自分のお店と言える所は有りません。
皆様是非遊びにおいでください。 お待ちしております。一緒にお店を探しましょう。

ところで、息子のレクター(馬)が余りに厩舎で畳を口に咥えるので犬と同じように一味をたたみに刷り込んだのですが、全く効果がありません。
目の前でてんこ盛りにしても気にせず畳を口に銜えて平気で振り回しておりました。
確かに馬は草とか人参・りんご・キャベツなど草食なので味の濃い物は全く分からないのだと初めて分かったのです。
ただ甘いと塩っぽいだけは分かるようで、とにかく甘い物は大好きな事が良く分かります。
身体を考えて黒糖をやるのですが、これが一番の楽しみのようで朝早く(6時頃)洗い場に出すと、先ず黒糖を待っていて脚で催促します。
運動が終ってからバケツ一杯のポカリスエットと乳酸菌の入った水を美味しそうに飲みます。
水だけをやるとすぐ分かるようでバケツを銜えて放り投げるのです。
その後一時間程放牧してもらい、身体中に泥をつけて喜んでいます。
身体を丸洗いにしてやらないといけないときも多いのですが、お湯をかけると本当に気持ち良いようで姫野の好きなようにさせてくれます。

以上

 

もう直ぐ満65歳となります

2014年03月25日

何と3月29日でいよいよ65歳となります。
65歳というと年令もさる事ながら、だんだん友人たちがサラリーマンから消えていくのが大変寂しいもので、何となく年令を気にするようになりました。
しかし、70才を超えても元気な大先輩も多く、ブロードでは60才代を有効利用(?)することが大切と考えるようになりました。
ホストコンピュータや監査の仕事は年令に関係なく能力の有る人は本人がやる気さえあれば活躍の場があるわけです。

しかし近頃体力的に随分衰えを感じるようになって来ました。
特に歩かなくなった事が禍しているようで近頃通勤もバス電車を使い土日のレクターも行きはタクシー(15分)でも帰りはバス、電車、バス(1時間半)でとにかく歩く事にした。
また、モモ、りんごも必ず自転車で5km程走らせて、その後20分程散歩する事にしました。
ここ2週間程続けてやっと脚や腿がしっかりしてきた。
と言うよりは少し昔に戻ってきたような気がします。
歩くのも早くなり、ゴルフもカート無しで回れるような気がしてきてます。
わずか半年ほどでこんなに衰えるなんて思いもしなかったのですが、現実はそれ以上に衰えが酷いようでした。

近頃家内も老人性脊椎狭窄症が酷く、直にしゃがんでしまうようで、これから先が思いやられます。
とにかく何もしないとどんどん衰えが進むので、頭もそうですが身体も使い続けないといけません。
その為にジムに通うのは時間の無駄だと考え、家事全般や動、植物達との楽しい会話(?)をしながら健康維持に努めたいと考えます。
当然会社も楽しく、やれるまでは続けて、自分が楽しくなければどなたかに、ただで譲る事で良いと思うようになってきました。

自分の我儘で作った会社なので最後まで我儘を通すのが筋だと思えるようになってきた。
会社を売ったり、買ったりするのではなく、ごく自然体で会社を世の中のニーズに合わせて行けば生き残って誰かが引き継いで行ってくれるのだと思い切れるようになってきたのです。

以上

 

ようやく引っ越しました

2014年02月24日

本郷三丁目から2月22日大安(土)に永田町に無事引越ししました。
24日の朝、社員が出社してきて「広いですね」「綺麗ですね」と言って喜んでくれたのは大変嬉しかった。
又、たくさんのお花や記念品を頂き「嬉しいやら」「驚くやら」真に捨てる神あれば拾う神ありで、移転の6ヶ月の苦労が吹っ飛んだ。
今まで本郷では社員に嫌な思いをさせていたのだと改めて気づかされ反省させられた。

 

 

 

 

オリンピックのお蔭で永田町と晴海の間に新地下鉄も通るようなので益々便利になるようですし、永田町の駅ナカもどんどん便利になると思います。

自民党本部の裏なので常時警察や機動隊が警備していてとても安全な気がします。
常時、国の税金で守ってもらっていると思うと何となく嬉しいのです。
今回移転記念で「木村硝子の手の中に納まる薄いグラス2個セット」を用意させてもらいました。

 

 

 

先着100名様には差し上げられると思いますのでご希望の方はbroad@broad-corp.co.jpに「移転記念希望」とメールしていただければお取置きいたします。(でも、取りに来てください)
20年程前、手の中にビールがあると思えるほど薄いグラスに感激し、小売はしないと言う木村硝子の社長に直接コンタクトして分けていただいている物です。
是非今年の夏は冷やさなくて良いグラスでビールを手の中からお飲みください。
きっと上質の時間が過ぎていくと思います。そしてブロードの事も少し気にかけてやってください。

以上

 


温暖化 この冬ばかりは 遠慮気味
孫よりも 重たい犬を 抱きかかえ
神様も 人の心は 読み切れず
立春に 大雪となる 摩訶不思議
本郷も もう終りだと 店通い
本郷の 良い思い出を 持ち続け

オワリ

 

東京のへそ

2014年02月15日

いよいよ会社の移転が近くなってきて、2月より新しい名刺をお客様に配り始めて「郵便番号100番か、東京のへそだね」といわれる事が多くなってきた。
あまり郵便番号など気にした事が無かったのに社員の交通費(定期代)が1人を除いて全員が安くなってることがわかった。
この1人はどうも怪しいのでルートと時間を上司に報告させたらなんと悪名高き北総線にルートを変更している事が分かり却下した。(時間も10分違わなくて)
普通の人が3ヶ月で多くて4万円程なのに、彼1人1ヶ月で4万円の通勤手配を申請しているのには驚いてしまった。

まあ大多数の人が通勤時間が短くなるようで姫野も30分も短縮されるのですが、1番近い人は歩いてでも来れるようで本当に良かったと思っています。(通勤代が安くなる=通勤時間が短くなるわけです)
新しいメンバーも増えて足腰のしっかりしたブロードになれればこんなに嬉しい事は有りません。
本郷の馴染みの良いお店と縁遠くなるのはとても残念ですが永田町での新しい出会いを楽しみにしております。

オワリ
追) 今年は珍しく大雪が降り、「りんご」や「レクター」は大喜びで雪を食べるのにはびっくりしました。
寒がりの「モモ」もりんごと雪の中をおおはしゃぎで駆け回っておりました。
懐かしい「雪やこんこ、あられやこんこ降っても降ってもまだ降り止まぬ、犬は喜び庭かけまわり、猫はコタツで丸くなる」の歌そのままの景色を見ることができました。

 

 

 

以上

 

午年にちなんで

2014年01月30日

午年にちなんで少し、午の話をさせていただこうと思います。
馬というと競馬・サラブレッドと先ず思われる方が多いと思いますが、全てのサラブレッドは今から400年程前の2頭に遡るのだそうです。
厳しい血統管理が行われており、父無し子はサラブレッドとしては認定されないのだそうです。
特に近年は血統が貴ばれており、日本ではディープインパクトの父親サンデーサイレンスの流れが主流を占めてきているようです。
日本の社台フォームが社運をかけて25億円で落札し、大成功を収めた訳ですが、アメリカの牧場関係者は日本が世界の良い馬を買い占めていると、揶揄する声も聞かれるくらい日本のサラブレッドは優秀馬が生産されているようです。

しかし、馬は競馬だけでなく、馬場馬術、障害、総合、日本固有種、耕作馬、食用馬、戦争馬など目的に応じてたくさんの種類が有り、400種類程の馬の種類が有るそうです。
馬術など国際選手権に出る馬は1頭1億円を超える馬もたくさんいるようです。
又、アラブでは盲導犬ならぬ盲導馬もいるそうです。

あまり馬の生活を御覧になる方も少ないと思いますのでクレイン東京の写真を少し紹介させていただきます。

馬の一日は早朝の30分程の運動から始まります。
朝5時過ぎには指導員が次々と馬の運動をさせ、筋肉をほぐしてやるのです。
その後一般の人が乗る訳です。
又、食事も1日5回与えてやらなければならないので、厩舎の一日の作業は大変な量になります。
レクターは早朝1日30分程の運動の後は1時間程放牧し、後2時間程手入れをしてもらってのんびり午後を過しています。
クレイン東京ではレクターを知らない人はいないくらい人気の高い馬です。

先ず馬の寝床となる厩舎です。
 
厩舎:厩舎は全部で8棟程有りますので110頭程いる計算になります。
厩舎の中:1棟に14頭くらしています。

洗い場:馬は厩舎から出て、洗い場で人を乗せる準備をします。馬が戻って来たら、脚・身体の手入れやお湯で丸洗いをしたりします。

厩舎の中:水呑場 厩舎の中:餌入れ
レクターの厩舎:
回りをゴムマットや畳で囲って蹴っても蹄に悪影響が出ないようになっている。
ストレス解消のためホースボールを設置
外の放牧場
寒さ対策:完全防備です。
追)ドッグランの2人の娘たちの楽しそうな様子です。

鳥の餌場

 

オワリ

 

何もしなかった正月休み

2014年01月08日

毎年、年末にはゴルフに行ったり旅行に出たりするのですが、昨年の12月28日(土)から1月5日(日)まで9日間ほとんど何もしないでのんびり過す事ができた。

1月の元旦におみくじを引いたら正真正銘の「大吉」が出た。
嬉しかったのは、

願望(ねがいごと)

思いがけぬ人の助けありて叶う(かなう)事あり

もっと嬉しかったのは、

待ち人(まちびと)

来(く)る 連れがある

連れがあるなんて本当に嬉しいでは有りませんか。
両方とも姫野の人生観そのものですよね。

りんご1世が亡くなってから姫野の運勢がかなり衰えて中吉・吉などしか出なくなり、体力的にも衰えが目立ってきてゴルフもドライバーが200ヤードやっとの状態だったのです。
でも特にモモ2世が昨年10月に来てから運が満ちてくるのが自分で分かるくらいに何事も良くなって来て、今回も「大吉」以外は無いと確信して引きました。

(現在ゴルフに再チェレンジしようと指の力の鍛錬に力を入れて、何とか230ヤードをキープしたいと思っています。)

とても残念なのは心房細動となり脳梗塞の予防の為に薬を飲むことになり乗馬禁止になっているのですが、それでも土、日はレクターの世話の為に5時に起き、10時頃まで至れり尽くせりの世話をやってます。
姫野家はもうすぐ動物園だという人もいますが、大分前から心配しているのは雀達が野鳥化しているという事です。
最近は「さくら」の食べ残しだけではなく、安いエサを買ってきて庭に野鳥用のエサ場を作ってやっているので、様々な鳥が来るのですが雀というと一茶の「そこのけ そこのけ お馬が通る」と歌われるように身近にいて少しズーズーしく家の軒下に入ってきたりしてうるさいくらいだったのに、ちょっと顔を出そうとするとぱぁ~っと逃げ去って行くのです。
姫野的にはツバメやこうもりも軒下に巣を作って欲しいと思っているのですが、なかなかうまく行きません。
何とか今年も努力したいと思ってます。
面白いアイデアや方法があったら是非教えてください。

以上
追) 暮れの26日(木)にブロードの忘年会が有り、青山の「水瓶屋」の2Fを貸し切って慎ましやかな会をやりました。
早く終ったので渋谷の「竹由」にブロードの監査役の松村さんと2人で1年の締めくくりでもう一杯飲んで帰ろうとしてメールしたら座れるというので行ったまでは良かったのです。
所が、狭い店なのに5時頃から大騒ぎをしている30~40代10人程の組が居て、あまりにもうるさいのでそのまま出ようとして、ついその中のボスの肩を叩いてしまった。
たいして酒に酔っていたわけでないのですが思わず「ばか者、こんな小さな店で君らのように大騒ぎすれば如何に迷惑か分かるだろう!そんなに騒ぐなら他の人の料金も全部払え、ばか者」と言ってしまった。
このお店にはこのときの料金が2年分の借金となってしまったのですが、松村さんは「昨日は久しぶりに喝を聞いた」と笑われてしまった。
次の金曜日はいつもの大納会をやっている大学の同級生と3次会までやり、昨日の「竹由」の話をしたら「良い年なのだから少し自重しなさいよ」と言われてしまった。
「竹由」には暫く「謹慎」しますとメールしましたが、昔の我々でしたら迷惑かけた人たちにはその時にお酒を出す(迷惑料)とか、後日菓子折りの1つでも速やかに持って行かせるのが当たり前だったのです。(それだけ人に迷惑をかけることが多かったのですが)
ただすいません・すいませんと言うので益々姫野は頭にくるわけです。
実はこんなレベルの低い事で年末を迎えることになったのです。
オワリ

 

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