株式会社ブロード代表・姫野惠悟のホームページへようこそ。
負けず嫌い
人問だれしも、自分のイメージというものを持っているはずですが(人に言えることは少ないのですが)、時として、人にとんでもない誤解を与えていることがあります。後から思うと恥ずかしいやら、よくわからない複雑な気持ちになることが多々あります。でもよくよく考えてみると、ただ負けたくないと思っていただけのことがあります。
元来、私は大食漢なのですが、よく好きなお店のカウンターで板前を相手におまかせ料理を食べることがあります。
(最近はずいぶん減りましたが、人の3倍飲み食いをしていました。)自分の前に料理をおかれると出来るだけ早く食べる。(本人としては、板前に悪いと思ってなるべく早く食べます。)すると、すぐ目の前に、てな由でどんどん食べる。残すことなど考えません。腹八分ではなく、腹十二分くらいになる頃、板前から「こんな所です」となる由です。寿司屋もこんな調子だから、一回ですぐ覚えられます。又、まずい物はすぐ顔に出るたちなので、相手も結構考えてくれてるようです。自分ではいつも上客だと思っていたのです。ところがある日、親しくなった板前と話していると「姫野さんは恐い」という。自分ではネタにうるさいからウンウンと思って、どうしてと聞くと、あまりに早く食べるので出す時に次の物を考えておかないといけないし、こちらも負けたくないものですから‥・。本当に相手の気持ちというものは、お互い確認したほうが良いですね。
まあこんなところから、最近「負けず嫌い」の性格が自分なりにわかってきました。そんな中から拾ってみると、N証券のOさん、もう20年近くのお付き合いで、Oさんが肩書のない頃から仕事でよく喧嘩(僕は怒られっぱなしと思ってましたが)させられ、その後遅い(9時頃から)夕食二次会・三次会で朝、というのがよくありました。つい最近二人でゆっくり飲むチャンスがあり、お互い何で遅くなるのだろうという話。そしてわかったのは、「負けず嫌い」だったのです。"必ず帰ろう"と思う時、どちらかが「もう一杯どう?」「もう一軒どう?」と言うと、必ずYESなのです。酒ぐらいで相手に負けたくないという。(毎度バカバカしい)でもこのOさん、私が独立し挨拶に行った時に、『単なるソフトウエアハウスだったら、応援しない』とはっきり言われ、その後のBROADの道に大きな影響を与えたのでした。その後も超多忙人であるにもかかわらず何かとお世話いただいているのであります。
もうひとつ、最近海外の人だけには負けたくないと強く思うことがあります。BROADは時間と場所を超えるビジネスを展開している会社との付き合いが多いのですが、その彼等(彼女等)のエネルギーはすさまじいものがあります。時差ポケなんぞ糞食らえです。(すいません、汚い言葉で)インターネットやFAX・TELはどんどん使っているのですが、彼等は最後に必ず〔FACE TO FACEだ〕と言って、日本で会ったり、海外で会ったりします。又、米国にいる時も自宅からTEL・FAXが入ります。WORLDでビジネスをしている彼等をみると、私も絶対に負けたくないという思いが強くなってきます。ビジネスをサイドワークとして人生を楽しもうという熱気が感じられますし、そのビジネスの勝利への執念は「負けず嫌い」以外ないと思えてくるのです。
こんな例以外にも上げたらキリがありませんが、我々の心の中の「負けず嫌い」の精神をもう一度呼びもどし、自分の人生を楽しいものとしませんか?
ねえ、「負けず嫌い」の皆さん!!
平成7年11月16日
NY.マンハッタンBROADWAY近くのシュラトン・マンハッタンホテルより
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