2015.06.22
RSAコンファレンス追記
セキュリティを偶然ブロードの業として日本で最初に始めて16年経ち、しかも、柱として育ってきているのが夢のようで、又近頃セキュリティに関するマスコミ報道も少し過熱しているように感じてます。
今回のRSA訪問で日・米の違いがはっきりしてきたようで少しメモしたいと思うのですが、日・米のセキュリティに対する考え方に差があり、それもどんどん広がってきている気がするのです。
又、セキュリティに対して強い意識を持っている業界は軍関係と金融関係だと思うのですが、企業ポリシーを明確に出している日本企業は殆ど無いのではと思います。
多民族国家で外注社員の多いアメリカ的企業は元々厳しい内部監査が実施されていたにもかかわらず、エンロンに代表される企業の不正が多発した為、セキュリティに関する考え方がしっかりしてきたのではと思いますが、近年日本でもブラック企業としてネット上に流れるようになってきましたが、セキュリティポリシーについて話題にするマスコミはいません。
セキュリティも一部この防止策として使われてる事もありますが、すでに米国では内部セキュリティより外部からの進入による事件が多発しているのです。
日本でも台帳管理的セキュリティや情報漏洩防止に対する対策は行われるようになりましたが、まだWindows3.1がたくさん残っている日本について米国人は本当に驚いていました。
アメリカでも最近政府職員や現職員のデータ漏洩が有ったのですがアメリカでは政府が対象個人の名義の保険証書をすぐ送ったのだそうです。
実は、日本ではこの種の保険は法律の問題で、販売できないのだそうです。
一律500円を配布する日本の会社と比較すると絶対にアメリカ政府のやり方は合理的で正しいと思うのです。
RSAカンファレンスを見た後に株価など様々な情報サービスや企業の解説をしているブルームバーグのテレビをホテルで見ていたら、今までの大手のセキュリティ会社の株価が軒並み暴落していると言っていたのです。
そして、解説者はセキュリティプレーヤーが代わりつつあると分析しておりました。
RSAの会場で全く同じ感情を持ったので特に強く覚えております。
言ってみれば今までのセキュリティメーカーでは役に立たないと言う事なのです。
実際そのような発言をして独立していく技術者の話を聞きました。(姫野の友人も4月から新しい会社を創立したようです)
日本企業のCTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)レベルの技術者の方々は殆ど自分で会社を作ったりしないで今いる会社に永住する人が多いと思うのですが、米国のCTOは自分の夢や理想を一生追い求める人が多いと思うのです。
(姫野の友人でも3つの会社を作り、すべて上場した人もいます)
セキュリティ分野は世界的、国家的規模でこれからますます進化/深化すると思うのですが、ホワイトハッカーとして独立する人がどんどん増えると考えます。
セキュリティに果敢にチャレンジする日本の技術者が生まれてほしいものです。
姫野が良くお話しする例はルパン3世なのですが、彼に開けられない鍵は無いと言う事です。
従って、セキュリティ対策は遅くとも3年~5年で方法やシステムを変更する必要が有り、それに対応できる新しいタイプの人間を育てる必要が有るということだと思うのです。
近頃はセキュリティ対策には絶対と言う言葉は絶対に無いくらいの常識は広まってきましたが、基本的な考え方には残念ながら日米でレベルの差がある気がします。
追) 来年の春の馬事公苑の全日本障害大会に出るべく、レクターのポイント集めに今年の4月から7月まで
殆ど月2回は競技大会に出ていて、やっと出場の目処が立ってきました。
残念ながら優勝は一度も有りませんでしたが、コンスタントに3位から6位に入賞し、景品として馬のグッズやわずかな賞金を貰うようになり、入賞のリボンもだいぶ増えました。
本人もだいぶ大人になったようで、集中力や自覚が出てきたように思うのですが、最後の詰めが甘く、優勝を逃しています。
あだ名を阪神タイガースみたいだと姫野は言っているのですが、期待せずに結果を待つことに少し慣れてきました。(姫野は、レクターは大型犬と思ってます)
来年の馬事公苑の大会が終わると馬事公苑もオリンピックに向けて改装のため、当分使えなくなるのだそうです。
来年の全日本障害大会は1万5千人ほど集まるそうで、それに参加するのが今から楽しみです。
我が家の庭で最初に実をつける山桃を金曜日に収穫しました。
玄関の横の大きな鉢に入って、枯れそうだったのを可哀相に思い庭に直植えしたのですが、5年で3倍の大きさになり元気に育ってくれました。
5月に庭師に頼んでかなり剪定して貰ったのですが、山桃の実は1000個程有ったようです。
採って直ぐジャムにしましたので自然の味を当分楽しむ事ができそうです。