2023.06.29
少し厚目の本2冊
少し厚目の本2冊を6月に読みました。ヨーロッパから帰国してから、朝2時にスイッチが入ったように目が覚めて、それから眠るとすぐ目が覚めて、また眠るのが多くなり、何となく朝がモヤモヤする事が多く、今まで手の届かなかった本を読むようにしています。
それまでは朝4時にスイッチが入って起きて、モモをドッグランに出してやるのが日課だったのですが、なかなかもどりません。
ご紹介する2冊は300頁程の6月20日に出版されたばかりの坂本龍一の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」と、5月に出版された700頁を超える村上春樹の「街とその不確かな壁」です。
坂本龍一と言えば、日本人として知らない人が居ないくらい有名な世界的音楽家ですが、その最後の言葉として出された物です。
音楽を楽しむ方々には、とても興味深い話が世界を舞台に展開し、最後は自分のガンについて語ってます。
姫野より3才若い同年代の事も有り、実に内容は自然と姫野の心に入って来ました。
もう1つすばらしいパートナーに恵まれた人だったんだなととてもうらやましく思いました。
村上春樹と言えば、ハルキストと言う言葉がある程有名な方でノーベル文学賞を早く取ってほしいといつも思ってます。
中身は人の心に有るもう1つの心に入り込むと言う、何が現実で何が非現実なのか、又、作者は本当に何を言いたかったのか、回答が無いまま終わってしまいます。
何か読み手の力を試しているように感じました。
両方とも姫野は5時間ほどで読み切ってしまいましたが、朝2時から7時頃まで集中して読み切って、椅子から立ち上がろうとしたら、腰が固まっていて、医者から、本を40分読んだら20分休憩するように言われてしまいました。
でも本は姫野に取って生きる糧で、無くなったら姫野も亡くなると思ってます。
2冊とも読む価値充分有ると思います。
少し大変ですが、是非皆さん楽しんで下さい。
追) |
先週の日経の夕刊の2面に、杜氏の「農口尚彦」さんの話が5回に分けて連載されてました。農口さんの名前は知らなかったのですが、石川県白山市の菊姫の杜氏ですごいのがいると聞いて居て、今から50年前、銀座で菊姫大吟醸酒を一杯千円で飲ませる店は2軒しかなく、1人一杯と制限もあったくらいで、姫野も夢中になったのです。 その時の杜氏が農口さんで、80才を超えて現役だとわかり、大変嬉しく、驚きで、しかも今外人などに記念に差し上げている、ノーベル賞受賞者向けのナイトキャップで提供される「KISS OF FIRE」も農口さんとわかり、又、姫野の石川県のお気に入りの酒がほとんど農口さんの手による物とわかり、少し興奮してます。飲んべえの人の為に6/15(木)、6/16(金)の記事を載せておきます。 |