2020.05.08
肺炎の辛さ
姫野は今まで5回も肺炎になった事が有り(自慢では有りませんが)、今回のコロナの中軽症者の話しを聞くにつれ、いかに肺炎が大変かお伝えしようと思います。
姫野は幼少の時、よく医者から「虚弱」と言われ、小学校1年と2年の時に肺炎でほとんど小学校に行ってませんが、特に小1の時は、医者も打つ手が無いと言って「最後の手段としてこの薬(大きなアメ玉のような)を飲めないとあきらめて下さい」と言われて、母親は死を覚悟したそうですが、その薬を飲んで助かったのです。(まだペニシリンが一般の医者まで届いていなかったようです)
その当時の事はあまり覚えていないのですが、東京に出て来てから2回なった時は良く覚えています。
特に最後の65歳の時の肺炎は1週間病院に行かなかった事も有り、呼吸をするのが苦しく、夜もほとんど眠れませんでした。
慶應病院で熱も測ってなくて、とても怒られ、すぐCTを撮ってもらい、薬をもらい、1週間程で落ち着きましたが、医者からは「こんな時に熱も測らないなんて非常識だ、今後私は担当しませんよ」と強く言われ、驚かれてしまった。
しかし、咳や痰はなかなか取れず、しかも血痰が3ヶ月程続きました。
(治ってから、5年間持続する肺炎ワクチンを打ってもらいました。)
単なる肺炎でさえこうなるのですから、コロナになった方々の苦痛は否と言う程わかります。
ブロードの監査役は「姫野さん死ぬ時は、人間痛さも、苦しさも無いから安心しなさい」なんて冗談を言われましたが、生き残ると言うか生き返る人の辛さは計り知れないと思います。
話しは変りますが1929年の大恐慌時代後の第2次世界大戦に入る直前に2人のユダヤ人の書簡のやりとりの「ひとはなぜ戦争をするのか」の本を見つけ読みました。
一九三二年、国際連盟がアインシュタインに依頼した。 |
当時アインシュタイン53歳、フロイド76歳。1938年に1人は米国へ、もう1人はロンドンに亡命するのです。
解説の養老孟司/斎藤環も大変面白いと言うか、今の世界と非常に類似しているように思います。
起きないと思っていた第2次世界大戦終了から75年、世界は100年前と同じ道を歩まないよう願ってやみません。
追) |
時間を持て余して、次の3冊を読みました。 伊坂幸太郎の新作「逆ソクラテス」は姫野としては「死神の精度」の印象があまりに強く、物足りない感じがしました。 でも中学生や高校生にはぜひ読んでもらいたいと思います。 残り2冊は以下の通りです。
時間の有る方はどうぞお読み下さい。 |