2017.03.17
少し遅くなりましたが
公益社団法人の日本馬術連盟が出している月刊誌「馬術情報」の1月号に
第68回全国馬術大会2016PartⅠの記事が出てましたのでご紹介します。
初日のS&H競技には40人馬が出場。優勝は芹澤永治&カサブランカ・キャッシュ(Sクリアラウンド)。スタートからゴールまで一定のリズムを保ったまま、安定感のある美しい走行を披露した。
2日目の標準競技にも40人馬が出場。優勝は岩館正彦&C’sセシル(RCクレインOP)。雨天でグランドコンディションが悪いなか、積極的な走行で予選優勝を決めた。
最終日の決勝競技には、予選を勝ち抜いた23人馬が出場。最初にクリアラウンドを決めたのは、出番13番の伊東佳菜子&クイナラ(VAQOO STABLE)。
その後、16番手で出場した高田耕平&カビデヴィラフランカ(STABLE HORSEPOWER)が障害減点0で2組目のクリアラウンドかと思われたが、わずか0.21秒タイムがこぼれて減点1。
最終日は晴れあがったものの、前日の雨の影響でぬかるんだ馬場状態が影響したのか、予選で好走していた人馬も軒並み落下していき、なかなかクリアラウンドが出ない。ようやく22番手の森裕悟&ブロードウェイ(RCクレイン東京)が2人目の減点0でゴールし、ジャンプオフが成立。しかし、その後もクリアラウンドは出ず、ジャンプオフは伊東&クイナラと森&ブロードウェイの一騎打ちとなった。
ジャンプオフ1番手の伊東&クイナラは、淀みないペースで小さく回転しながら走行し、見事クリアラウンド。相手にプレッシャーをかけるに十分な走行を披露した。
障害を一つも落とせず、さらにタイムも上回らなければならない。そうしたプレシャーのなかで、最終走行者の森&ブロードウェイが登場。しかし、森&ブロードウェアは、終始安定した走行で、中盤でも伊東&クイナラの回転のラインから、大きく内側を通るショートカットを決めて、見事クリアラウンド。タイムきっちりと上回り、優勝が決まった。
「予選から馬の調子がとても良く、最後まで馬に助けられました。また、今回はコーチの皆さんにアドバイスをいただけたおかげで、歩数やラインの選択に迷うことなく、完全に走行に集中できました。全日本の名がつくタイトルは、学生時代に全日本学生賞典障害を勝って以来。結果が出ない辛い時期もありましたが、諦めずに努力し続けて良かったです。素晴らしい馬たちに乗るチャンスを与えてくださった姫野惠悟オーナーのおかげです。来年は、このブロードウェイで大障害を目指し、もう一頭のパートナーである中障害Bクラスのレクターを含めて、2頭揃って結果を出したいと思います」(森)
2位はジャンプオフで敗れたものの、素晴らしい走行を披露した伊東&クイナラ。
追) |
ブロードの30周年で、お祝いのメールや花など多くを頂いた。
以前1949年の姫野の生まれた年のワインを誕生日に開けてもらって、
一言「まずい」と言って相当「ひんしゅく(顰蹙→ズワイガニとも読む)」を買ってそれ以来誕生会は無くなりました。 今回はそうならない内に飲みたい物です。 |