2020.07.07
コロナで良かった事
世の中、100年に1回と言われてるパンデミックで大騒ぎしている中、不謹慎かも知れませんが、今までの自分のベースを見直す事や新しい発見が有り、姫野に取って良かった事を今の内に少し整理したいと思います。
姫野個人としては、3月末からホームワークがスタートして、今月末まで必要に応じて会社に出たり、顧客訪問をしたりしているのですが、基本的に自由な時間(自由に考えられる時間)がとても多くなりました。
3つ程思いつくまま書いて見ます。
初めに、3月初めから痛めた肩(右腱板損傷)のリハビリが4月から9月までの予定で、毎週2~3回整形に通ってます。
通常だと時間をとるのが難しいのですが、ホームワークのお陰でかなりまじめに通えてます。6月末には、4か月ぶりに東京よみうりで1ラウンドのプレイを無事に行う事が出来ほっとしてます。(東京よみうりでのゴルフは7・8月はお休みとしてます)
2番目に、7月7日の夏季賞与日に通常のボーナスプラス全員に1人20万円をコロナ手当として支給することが出来たことです。飲もうが、椅子や机を買おうが、まったく自由に使ってもらう手当です。
3番目に、本をたくさん買ってたくさん読む事が出来た事と人生の疑問について少し暗示をもらえた事です。
人生の疑問というと大袈裟ですが、世の中はどうやって進化するのか、世の中は改善するのだろうかといつも変な事を考えてます。
バーナード・ショー「人と超人」(岩波書店)のなかで
「分別のある人間は、自分を世間に合わせようとする、分別の無い人間は、世界を自分に合わせようと粘る、したがって、あらゆる進歩は、分別の無い人間の腕にかかっているのだ」
言い得て妙だと思うのです。
今の世界、トランプを始め、分別の無い人が活躍出来る訳です。
もう1つNHKの「欲望の資本主義」だったと思うのですが(NHKのBSで夜中(3時頃?)で)、見てとても面白く、興味深かった番組が有りました。
「ドイツ哲学者がNYから、日本を考える」と言うテーマでした。
カントに始まるドイツ哲学は有名ですが(日本は西田さん以降あまり発展してないような気がします)、日本社会を考える度に、日本の社会、組織などすべてにファイヤーオールが有るように見える。日本は今後も発展するだろうが、世界のリーダーにはなり得ない。
次のアジア繁栄の中心は中国ではなく、開かれた国シンガポールだろうとの予測でした。
途中で色々な話が出ていたのですが、姫野に取って特に記憶に残ったのが
「人はなぜ本を読む必要が有るか」でした。ネット社会に対する警告のようでも有りました。
本を読む人は人に寛容になる。何故なら書き手の気持ち、登場人物の気持ちなどを考え、推察する心が芽生えるから」でした。
成程と変なくらいに納得しました。
もう1つ、少し古いですが、塩野七生が書いている「アメリカのジョーク」
世界で4つ存在しない物が有る。
・アメリカの哲学者
・イギリス人の作曲家
・ドイツ人のコメディアン
・日本人のプレイボーイ
プレイボーイとは、最小の投資で最大のリターンを得る才能の持ち主の事。
これでは日本の外交はうまく行くはずないですね。
100年に1回の2020を、少しでも楽しみたいと思います。
追) |
6月に入って家内となるべくお店に頑張ってもらおうと、外食をするようにしてます。 基本姫野の好きな固定客(大人の)しか行かないようなお店ですが、週2~3回はあざみ野周辺のお店を中心に頑張って通ってます。 新しいお店も発掘しました。なかにはやっとちゃんとした物を出せるようになったとお店のおかみさんから電話をいただく事も有ります。こんな時はすぐ行くようにしてます。 6月末に社員のお嬢様がアメリカの大学に入学が決まったと言う事で何人かで銀座の「七塚」で会食した後、珍しくもう少し飲むというので、銀座で40年お店をやっているJolleyに行って来ました。 ここのママは85歳でとても元気で面白いのです。 ここも固定客しか行かないお店です。 是非安全ですので、行ってください。 |